釣りました日記2004の記録2004.5

2004年 5月

5月1日() 南防波堤離れ ホッケ&アイナメ釣り

南防波堤離れ

 例年通り秋田港の黒鯛釣りはまだ早いようだが、今年初の海釣りという事で黒鯛釣りの予行練習をかねてホッケ&アイナメ釣りに南防波堤離れに渡ることにする。
 友達のS氏の「健正丸」は早朝4:30に出るのだがAM1:00に目を覚ましてしまい、しょうがないので時間までインターネット上のゲーム友達と遊んで時間を潰す。

 さて時間になって「健正丸」に乗って南防波堤離れの赤灯台の沖寄りに降りたのが5:00過ぎた頃だったと思う(参照右が河側、左が海側)。
天気予報では釣り日和のようであったが、明け方は風も波もけっこうあって「こりゃ、話が違う」状態。
船を防波堤に着けるのも大変なら、風が強いので荷物も気をつけないと軽いものは飛ばされてしまう。
釣り辛いな〜とは思いつつも用意をして釣り始める。

上から見るとデブチンのソイ

 とりあえず防波堤の海側から狙う 。深さを測ってみると11ヒロちょっと。しかし横流れが強くて釣り難い。風が弱まったら反対側の河側を狙えるのだが、まだ風が強くて河側に移れない(河側は若干風上)。しばらくすると風がちょっと弱まったので、河側で釣ってみる。
  ここもやはり横流れが強かったがソイとアイナメが釣れる。そのまま河側で釣りたかったが、風がまた強くなってきたので海側に戻る。
海側で風が止むまで粘っているとウキが沈んだ。竿を上げてみると30センチのアイナメ。すかさず血抜きをして刺身用にする。
 やがて風が弱まったようなので河側に戻った。河側で釣っているとコンスタントにソイ・アイナメ等が釣れる。しかもサイズが良い。特にソイはでっぷりしているので竿もよくしなる。

干したホッケを狙う海鳥

 刺身サイズのソイを釣り上げて血抜きした後に、本日はじめてのホッケを釣る・・・35センチくらいの良型。「これはホッケモード突入か?」と思っていると、海側で先程会話したタコ釣りのおじさんが良型の水ダコを上げたのが見えた。
ちょっと観に行くと会話が盛り上がってしまい、再び釣りに戻った時にはホッケの気配すらなくなっていた。
 先ほど釣ったホッケをナイフで開いて海水に漬け天日に干すと、今まで警戒して近づいてこなかった海鳥がホッケを狙って近づいてくる ・・・ 全く現金な奴である。

  それからまたソイなどを釣っていると再び強烈な引きが!・・・  一定の力でグイグイと潜ろうとする。黒鯛の3段引きは無いし途中で横に走ったので「ホッケ?」と思ったが微妙に違うような気がした。水面までじっくりと上げてみると ・・・のっぺりとして茶色。「おお、ヒラメ!今年も釣れてくれたのね^^」。タモを掛けようとすると勢い良く潜ろうとする。2〜3回目でようやくタモ掛けして上げて見ると、ヒラメでなくてカレイ。スケールで計ると34cm。幅・厚みがあるのでデカイ。刺身用に血抜きしてクーラーに収納。

34センチのカレイ

   それからホッケを一匹追加すると渡船の時一緒だったタコ釣りの人(以下、タコ師)が釣りながら近づいてきた。
タコ釣りは足で釣るようなもので、蟹のついた仕掛けを垂らしては移動を繰り返していく。
すると私のすぐ近くでタコがかかったみたいで重そうにリールを巻いているではないか!
やがて水面に水タコが上がってきた。
  どうやって防波堤の上まであげるのかな?と観ていると、タコ師は一気にゴボウ抜きしようとする。
するとバシャリという音をたててタコが仕掛けから外れてしまった。
私はタモを持って走ろうとしたが時既に遅し。タコは水面から水底へと潜ってしまった。
  タコ師は笑いながら「サイズが小さいから舐めちゃたもんな〜」と言う。
話を聞いてみると、普通は腰に掛けてある紐付きのフックで引っ掛けてあげるそうだが、タコのサイズが小さめなのでブッコ抜こうとして(ごぼう抜きしようとして)逃げられてしまったとのこと。
それにしてもなかなか面白い場面に遭遇したものである。

 しかしそれから魚が全く釣れなくなってしまい(タコで魚が散ったか??)、まだ時間は早いが釣りを切り上げることにする。
 釣果は、カレイ1・アイナメ3・メバル2・タナゴ1・ソイ5・ホッケ2である。

  南防波堤離れでもポツリポツリと黒鯛が上がり始めたようで、タコ釣りのおじさんの情報ではテトラで6枚上げた人がいたそうである・・・今日ではなさそうであったが(4月29日か?)。
タコ釣りは足で釣るので情報収集に向いている。声を掛けたり掛けられたりしましょう ^^。
 また船頭のSさんの話ではこの日に赤灯台の通称「曲がり」で黒鯛が1匹上がったようである。
   5月半ばの黒鯛本番になれば、大型のアジも釣れてくるであろう。春の南防波堤離れは魚の種類が多くて、とても楽しめる。

データ
深さ: 海側・河側共に11ヒロ
ウキ: YMどんぐりTYPET1号
水中ウキ: シンカー水中-0.8号



5月5日() 船川防波堤 黒鯛釣り

カメラ付携帯で撮影
画質が悪くてすみません

  5月の3・4日と雨模様で今日の5日は水温が低い(=黒鯛を釣るのは難しい)と予想されたので、あえて渡し舟は使わない所に行くことにした。金の節約である。河の水の影響の少ない所が良いと考えたが・・・男鹿の地磯は混んでいそうなので船川防波堤に行くことにする。
  朝4時に起床、4:30には車を走らせた。

  船川防波堤に着いた頃にはすっかり明るくなっていた。長い防波堤を20分くらいかけて歩いて先端から1/4ほどの所で釣り始める。ちょうど沖に構造物があるところだ。
歩いている途中で知り合った爺さんも反対側で釣り始める。
私も用意をして釣り始める。しかし緩い横流れで条件は良いのだが、ウキにアタリが無い。
ようやくウキが沈んだと思ったら、黒鯛の沈み方でない。案の定30cm位のアイナメであった。
爺さんはホッケと小メバルを釣っていたが、先端でホッケが上がっているのを見てそこへ移動。
私は同じ場所で粘るがそれからアタリが来ない。水温は予想通り低く黒鯛を釣るのは無理かな?と思いつつも、昼になって水温が少しでも上がることに期待する。

沖構造物

  しかし、昼の12:00を過ぎても水温は低くアタリは全くなし。先端に行った爺さんが釣りをやめて帰ってきたので話を聞くと、先端でもホッケが上がる程度で黒鯛は釣れていないとのこと。諦めて私も帰ることにする。
黒鯛釣りの人は多かったが誰も黒鯛を釣っていなかった。
結果論だが、南防波堤離れで外道を釣るか、山菜採りに行った方が良かったかもしれない。
・・・ただ山も間違いなく人であふれかえっていることであろう。

たぶん次の日曜日も釣りに行ってしまうのだろうな〜と思いつつ、家に帰って一杯やることにする。

データ
深さ:4.5ヒロ(構造物側)
ウキ:0.8号
水中ウキ:シンカー水中-0.8号


5月7日(金) 仁別国民の森 渓流釣り

シドケ(モミジガサ)を採る

 山菜採りに仁別国民の森へ行こうとするが、前回の渓流釣りの餌(葡萄虫)が残っていたので渓流釣りもすることにする。
あくまでも第一目的は山菜(シドケ・アイコ)で渓流釣りはおまけである。朝3時半頃に車を走らせた。

 国民の森に着いていつも通りに自転車道を歩いて下り、前回(4/17)と同じ場所から川に入る。
3日前の雨の名残で笹濁りの良い感じである。今日までの3日間は水量が多すぎて釣りが出来なかったであろう・・・チャンスである。
前回と同じところであっという間に25センチオーバーのヤマメを2匹釣り上げる。

  今日は爆釣の雰囲気であったが第一目的が山菜採りなので、すぐ近くの山菜の穴場でシドケ・アイコをさがし始める。
そこは今年もシドケ・アイコがいっぱい生えていた。
採ろうと思えば持ちきれないほど採ることが出来たが、来年も採らないといけないので僅かばかりを採って大半は残しておいた。残りは場所移動して採ることにする。

27.5センチのヤマメ

 しかし山菜を採っていたとき目に入った釣りのポイントが気にかかったので、ちょっと釣り糸を垂れてみる。
すると良型のヤマメをゲット。さらに小型の岩魚も釣れる(リリース)。
せっかくの爆釣の機会なので、山菜採りは後にまわしてまずは釣る事にする。
  いつもなら川を遡りながら車の方へと近づいていく。しかし前回は水量が多くて釣るポイントがほとんど無かった。
水量が多いのは今日も同じなので、(前回の轍を踏まないためにも)むしろさらに下流方向へ向かいながら広く釣れそうな所をさぐることにした。

 自転車道を歩いてまもなく「山の神橋」近くで釣れそうなポイントを発見。糸を垂れてみると良型のヤマメが釣れる。
さらにそこで粘ると普通サイズと小ぶりサイズのヤマメを追加・・・ちなみにこれはリリースした。
これでもう終わりかな?と思っているとグイっと大物の手応えが。強い引きを楽しみながら上げてみると尺まではいかない27.5センチのヤマメ。

持ち帰り分

  その後も場所をかえてヤマメを数匹上げるが、だんだん陽が高くなると水も澄んできてしまい魚の食いが鈍ってしまった。
餌もあと僅かになり身体も疲れてきたので山菜採りに切り替えることにした。
 竿がかなり脆くなってきているようで(4/6参照)・・・竿をたたんでいると竿先がポキリと折れてしまった。なんとか自分で修理出来そうであったが・・・ショックなことに変わりは無い。

(針を飲んだのは例外として)大きいサイズ以外はリリースしたので結局持ち帰りはヤマメ8匹。
山菜も程々に採って山の空気を存分堪能した。


5月8日() 男鹿半島戸賀地蔵岩付近 黒鯛釣り

カメラ付携帯で撮影
画質が悪くてすみません

  今朝は山菜採りで早く起きたにも関わらず夜になっても寝付けない。深夜0時頃にようやく寝付けたがAM3:00には起きて30分後には車を走らせた。

  戸賀港についたのはAM5:00を過ぎていたであろう。ウェーダー(胴長)を着用して海岸を歩くこと10分程で目的の磯が見えた。
目的の磯とは「地蔵岩」と呼ばれる磯の隣にあるのだが、そこに乗るには幅2mほどの溝を渡らなければならない。近くにあった板を渡すが不安定な上に波しぶきを腰までかぶる。ウェーダーを着用して正解である。おっかなびっくり板を渡り先端で釣り始める。

  この場所は水深が浅く生え根(海底の突起)が一面にあって非常に釣りにくいのだが、それだけにノッコミ(産卵期の荒食い)には最適な所である。
  過去に何度か通ったときがあるが、夏の水の澄んでいる時(普通釣れない)でも黒鯛やメジナを釣ったことがある良い釣り場である。
風と潮の状態も良く、今日は必ず釣れると確信するようなコンディションであった。

溝(後日撮影)
 
釣り場。沖は根太島

  しかし釣り始めると間もなく潮が横に流れ始め、風もけっこう強くなる。
最初は沖を狙っていたが、しょうがないので潮と風の下にあたる(沖に向かって)右側を狙うことになる。
  それにしてもアタリが無い。外道も釣れない。ウキ下を変えたりガン玉(オモリ)の位置を換えたりしてもソイ1匹しかつれない。この時期の男鹿磯は(メジナ・真鯛が釣れるにはまだ早いので)黒鯛が釣れないとつらいものがある。
  やがてエサトリが出てきたようで付け餌が残らなくなる。最初は黒鯛を釣れる様な気がしていたが、この時点で『釣れないかもしれない』と思うようになる。
浅場なので昼になって水温が高くなったら釣れるかもしれない・・・と期待するしかなかった。

  しかし外道のあたりもないまま昼になろうとしている。
  それでも不思議と付け餌が残るようになったので、あまり期待しないながらもウキ下やガン玉の位置を変えたりした。
するとウキが結構勢い良く沈んだ。反射的にあわせると、ゴッゴゴッゴという手応え。『本命だ、ラッキー』と思って間もなく、化け物のようなヒキの強さで生え根に突っ込む。力で無理矢理耐える。レバーブレーキ(リール糸を出す機能)を緩ますかそれともこのまま堪えるか迷いつつも、あまりの強い引きにレバーブレーキをちょっと緩ませたら・・・いきなり竿が軽くなった。
リールを巻くと糸がハリスから切られていた。切れ痕を見ると生え根に潜られて擦れて切れた痕だった。
  ヒキの強さからいって最低でも45cm、たぶん50cmクラスの大物黒鯛と思われる。全く勝負にならなかった。
生え根の多くある場所ということを忘れて油断したことが敗因であった。実際防波堤のテトラに比べると(普通の)磯は黒鯛を上げやすいため舐めてかかっていたので、黒鯛がかかった時点で釣り上げたような気持ちになっていた。大馬鹿である。
  時計を見るとちょうど正午であった。ウキの沈み方からいっても群れで餌の取り合いをしていたようだが、派手なバラシ方をしたのでそれから黒鯛の気配もない。

  それから1時過ぎまでがんばってみたが、撒餌もなくなったので帰ることにする。
大物をばらしたのは残念だが、久々の黒鯛のヒキを味わえたのでよしとすることにしよう ・・・ (本当にそうなのか?)

データ
深さ:2.6ヒロ以上で根係りする。
ウキ下:2.6〜3ヒロちょっと

 

5月9日()  南防波堤離れ  黒鯛釣り

健正丸

  連日寝不足が続いているにも関わらず、夜の2時に目が覚める。
南防波堤離れに出る船(健正丸)はAM5:00発という話だったので、ネットをやったりして時間を潰す。
AM4:30に船着場に到着するが、AM5:00になっても誰も来ない。不安になっているとやっと船頭や他の釣り人が集まり始めた。
結局船が出たのはAM5:30過ぎ。「離れの離れ」に降りて、釣り易い風下の沖側先端で釣り始める(参照)。

  場所的には最高の所なので『今日こそ黒鯛を釣れるな』と思った。
黒鯛がダメでもそこは南防波堤離れ・・・おいしい外道が釣れてくれるだろう。
  実際糸を垂れるといきなりメバルとホッケが釣れてくれる。
しかしまだホッケが釣れるとは・・・水温が高くない証拠である。

  案の定黒鯛の気配はなく、ウキが沈むと釣れるのはホッケ。
連日の好天でも河側は雪代(雪融け水)の影響があるみたいだ。
  ここ旧雄物川は現雄物川と水門でつながっているだけである。水門は開けられていることは少ないので、つながっていないに等しい。しかし旧雄物川は旭川と太平川がつながっている。ちなみに私がいつも渓流釣りをする仁別は太平山から流れる旭川である。
  先日(5/7)も仁別から太平山を眺めると、頂上にはまだ少し雪が残っていた。頂上以外でも谷には雪が残っているだろう。
5月いっぱいは雪代の影響を受けるであろうから、湾内に黒鯛が入ってくるのはやはり例年通り6月であろうか?

残雪の残る太平山山頂(5/7撮影)

  風の向きを度外視して、河と反対の海側で釣れば水温は高めだろうが、防波堤の形状と風の向き・潮の流れからして釣りにくい。
  河側は水温が低めの上に河の横流れがひどく、釣りにならない。
結局、(海と河の中間部分である)先端で最後まで釣るが、良型ホッケ7匹とメバル1匹の釣果に・・・。
ホッケは釣ってすぐに開いて海水に漬けて干した。

  正午の帰りの船を待っている間他の釣り人と話したが、そのうちの一人が海側で30cmクラスの黒鯛を1匹上げていた。
やはり水温が低めということで意見が一致した。例年通りに本番は5月の中旬からのようだ。

 アジもポツポツ釣れ始めてきたようなので、これからの南防波堤離れは黒鯛が釣れなくてもおいしい外道が味わえる。
本命をまだ釣っていないのは悔しいが、とりあえず食傷気味のホッケの開きを味わって心を慰めよう。

データ
深さ:手前で11.5ヒロ


5月15日() 南防波堤離れ 黒鯛釣り

  乙氏の情報から男鹿磯はノッコミ最盛期という話だが、今まで通った南防波堤離れで黒鯛を上げていないというのは納得いかないので、S氏に電話をして離れに船渡しをしてもらうことにする。
  AM4:30に船は出港という話であったが、AM1:00に目を覚ましてしまう。もう一度寝ようとしても寝られるものではない。
しょうがないのでネットゲームで時間を潰して4時過ぎには船着場に到着。5時近くになってようやく船は出発し、前回と同様「離れの離れ」に降りる。今回は先端を他の客にとられたので、中間くらいの所の海側で勝負をかける。(参照

  しかし、底を狙えば根魚、中層の下を狙えば大型のアジで黒鯛の気配がない。
試しに1匹アジのサイズをスケールで測ってみるとジャスト30cm ・・・相変わらず春の南防波堤離れのアジは超おいしい外道である。
  ちなみに竿を上げて残っていた付け餌に触ってみるとけっこう冷たい。底の方は水温が今だ低いみたいだ。
だから底狙いからウキ下をちょっと短くするとアジの入れ食い状態になるが、あくまでも狙いは黒鯛なので底目も狙う。

  しかし黒鯛の気配がない。近くに大勢の黒鯛師がいるのに皆竿を上げると大型のアジ。
前回の5/9に一緒になった若いがベテランのヘチ師(防波堤の際に餌を落としてやって探るようにする釣り方をする)と話したが、彼も『去年の今頃は一日で20匹以上釣ったときもあったのに、今年は1匹も釣っていない』と言うほどである。

カメラ付携帯で撮影
画質が悪くてすみません

  結局外道の大型アジとメバルは大漁ながらも、黒鯛のアタリが一回も無く帰るはめに・・・

  大勢の黒鯛師がいたにもかかわらず、私が黒鯛を釣ったのを見たのは一人だけ。PM1時ちょうどにその人は釣ったのだが・・・ヘチ師の情報からしても他には黒鯛を釣った人がいないみたいだ。

  帰宅して釣った魚をさばいて夕飯を作ったが、超美味。
特にアジは生きたままクーラーに入れるとバタバタ跳ねてうるさいので、ナイフで締めてから入れたので尚更美味。

  今年の南防波堤離れはどうした?・・・・と思いつつも、満たされた味覚に『まあ、いいか・・・』と思ってしまう一日であった。

データ
深さ:海側も河側も12ヒロくらい
ウキ下:9〜12ヒロ


5月22日() 南防波堤離れ 黒鯛釣り?

  今年の南防波堤離れは不調だな〜と思いつつも「いくらなんでもそろそろ釣れるだろう」ということで、いつも通りの「離れの離れ」に渡る。(参照)
まあ『大型のアジが釣れれば良いや』というのが本音だったかもしれない^^;

南防波堤の離れの離れ

 釣り始めるとすぐに大型のアジや30cmオーバーのアイナメ等が釣れる。
相変わらず春の南防波堤離れは魚が豊富である。
おまけにここは沖だから水が綺麗で釣った魚に食欲がそそる。
「花より団子」というか「黒鯛よりおいしい外道」である・・・私にも困ったものだ ^^;

  そうしているうちに右隣で30cmクラスの黒鯛が上がる。
「今日は黒鯛いいかもしれない^^」と期待して大型の外道を釣っていると、なにやら面白い手応えが・・・
水面まで上げてみて『ん?タナゴ?』と思ったが、ブッコ抜いてみるとなんと足の裏サイズの真鯛。
左隣の面々から「おー、それでも鯛だ」という歓声が沸く。
一服がてら注目されていたようである ^^:
それにしても、ここでもう真鯛が釣れるとは・・・今年はなんか変だぞ、南防波堤離れ!

37cmのアイナメ

  そうしているうちに今度は左隣で40cmほどの黒鯛が釣れる。さらにその人の相棒も同サイズの黒鯛を上げる。
ちなみに右隣の人も30cmクラスの黒鯛を1匹追加している。
  私も足の裏真鯛や大型アイナメ(37cm)を釣ってたとはいえ、黒鯛を釣っていないとはなんとも居心地が悪い。
そのうち付け餌が残るようになり(黒鯛がいると小魚が逃げて針についた餌がとられなくなる)ようやく黒鯛のアタリがあったと思ったら、
足の裏サイズの黒鯛であった。タモを使わずブッコ抜いてクーラーに入れる。
  ちなみにこの時点でクーラーの2/3が魚で埋まっていた。しかも皆良型の魚(おいしい外道)ばかりである。
とは言え両隣はスカリ(魚を生かしておく網の入れ物)を出しているのに、私だけ出していないのはなんとも塩梅が悪い。

34センチの黒鯛

 メバルが好きなので(甘しょっぱく煮て食べるのが)底目を狙いつつ良方アイナメなどを釣っていると、またもや付け餌が残るようになった。
  しばらくするとウキがスーと沈み竿を合わせると、『おお、これは本命の手応え ^^』。
しかしそれほど大きな黒鯛じゃないな・・・と思った通り、水面まで引き上げてタモ掛けすると34cmの黒鯛。
型はたいしたことないが、それでもようやくタモとスカリを使えて満足したりする 。
なんとか面目を保ちました・・・ ^^;

 それからも付け餌が残ることがあったが、どういうわけかウキが沈まない。
ウキ下をいろいろ変えたりしたが結局釣れず終い。早めに帰り支度をして、帰りの船を待った。

  来た時よりも帰る時の方が釣った魚で荷物が重たいというのは快感である。

釣果(他に34cmの黒鯛あり)

  親戚や御近所に魚をおすそ分けしつつも、「今釣らねばいつ黒鯛を釣る?!」ということで明日も釣りに行くことに決定。
まあ明日は黒鯛が釣れなくても良型のアジを釣ればそれでいいか・・・という気持ちで釣ろう (本当か?)
結果はいかに?

データ
深さ:12ヒロくらい
ウキ下:10〜11ヒロ
仕掛け:ウキ1号、シンカー水中0.8号、ガン玉




5月23日() 南防波堤離れ 黒鯛釣り

  ノッコミ(産卵期の荒食い)最盛期ということでこの時期を逃さないためにも、昨日に引き続き今日も釣りに来てしまいました。

黒鯛

  昨日と同じ『離れの離れ』におりて、これまた昨日と全く同じところで釣り始める。(参照
しかし今日は潮が動かず外道でさえ釣れない。日曜日という事で近くに多くの人がいたが、竿が上がっていない(釣れていない)
  私の釣っていた所と反対の河側で30cmクラスの黒鯛がようやく上がる。
といっても、それ以降河側でも竿が上がらない。
それでも私の釣っている海側があまりにも釣れないので河側に移動することにする。

  河側で釣り始めてみると横流れが強い。しかしなんか変だ・・・ウキが横に倒れているぞ。
良く見てみると潮が流れているのは水面の30cmくらいだけでそれより下は全くと言って良いほど流れがない。
そこで、糸を沈ませたらウキが流れないように糸を張って釣る・・・「止め釣り」をすることにした。
そうしないとウキだけが流されて針が海底から浮いてしまうからである。
「止め釣り」を始めるといい感じでメバルが釣れ始める。

  やがてメバルを釣っているうちにウキが勢い良く沈んだ。
合わせてみると悪くない手ごたえ。水面まで上げてみると36cmの黒鯛。お腹の膨れたメスなのでけっこう簡単に上がった。
  黒鯛でウキが勢い良く沈んだということは餌を奪い合っている証拠・・・『群で来ているな』と思い、すかさず仕掛けを同じように投入。

釣果(他に黒鯛二枚)。クーラーが重かった^^

すると案の定、再びウキが勢い良く沈んだ。
上げてみると31cmの黒鯛。やはりメスだ。
  『4〜5匹釣れるな』と思い仕掛けを投入。またしてもウキが勢い良く沈む。竿を勢い良く合わせると・・・スッポ抜け(針が魚に掛からずに抜けてしまう)
『すっぽ抜けだからまだ群はいるだろう』と思ったが、それを機会に群は去ってしまったようでそれ以降黒鯛は釣れてくれない。
また群が来てくれるのを期待したがこの日はもう2度と来てくれなかった。

  それにしても河側にも多くの釣り人がいたにも関わらず、皆さん「止め釣り」をしていなかったので外道もろくに釣っていなかった。
『離れの離れ』には多くの釣り人がいたが黒鯛を上げたのは2〜3人 ・・・ ほんとにラッキーであった ^^

黒鯛のお腹を見ると卵を産むのも時間の問題。
来週の土日はどうなのかな?と思いつつも帰りの船の迎えを待った。

データ
昨日と同じ



5月30日() 船川防波堤・他  黒鯛釣り

   2日程前に乙氏から電話があった。
   話を聞くと ・・・ 乙氏の知り合いが船川防波堤で40pオーバーの黒鯛を釣ってきたようである。産卵直前という事で厚みが凄くあって立派な黒鯛だったようだ。それを見て乙氏は船川防波堤にどうしても行きたいようだ。
   私は南防波堤離れに行くつもりであったが無碍むげにも断るわけにもいかず(乙氏は車を持っていないので・・・乙氏の行きたい気持ちを考えると断れない)、渋々船川防波堤に行くことになってしまった。
  『それにしても(船川港は流れ込む河川がないため水温が高くなるのが早い。しかも湾だ)そろそろノッコミが終了した頃では?』という疑念があった上、あそこはこの時期黒鯛が釣れなければ外道もろくに釣れない所  ・・・ 正直言って全く気乗りしなかった。
渡し船を使わないなら金浦防波堤(小)なら旬なものを・・・(ちなみにここは鳥海山の雪代の影響を受けるのでノッコミが遅い。それを知らない釣り人は『あそこは釣れない』と言う ・・・水温の低さに気が付かない 素人である。私は1日で黒鯛10匹釣ったことがある)
  それでも当日、行く途中に寄った釣り道具屋の情報と船川防波堤に朝早くから駐車している車の台数を見ると、『まだ釣れているんだな』という気になるには十分であった。

   しかし、いざ船川防波堤で釣り始めるとウキはウンともスンとも言わない。それなのに小鯵などのエサトリで針に餌が残ってこない ・・・ 最悪である。
   午前6時頃から釣り始めたが誰も黒鯛を釣っていない。おまけに外道(余談だがここはサクラマスが釣れる時がある)のアタリも無い状態なので、9時半には当然の如く場所移動することになる。
   ちなみに船川港は数日前の晴天続きで黒鯛は卵を産み終えたようである。
例年5/20頃の船川の祭り頃から産卵を始める場所である・・・しょうがないと言えば、しょうがない ・・・ ^^;
昨日の大雨が情報の伝達にワンクッション置いてしまったようである。

生鼻崎トンネル南側。
6/6に脇本漁港より撮影。
携帯で写したので
画像が悪くてすみません。

  場所を替えて生鼻崎おばなざきのトンネルの両側で釣りを試してみるが、同じ湾内ということで結果は同じ。
しかもゴミが浮いていて黒鯛が近寄りそうな気配がない。
『ノッコミ本番には良い場所なのだが・・・』
  ・・・結局、外道のアタリもなく12時過ぎに釣り終了。

   当初の予定通り、南防波堤離れに行けばよかった・・・
南防波堤離れのノッコミも今日で終わりであろう・・・貴重な一日を無駄にしてしまった。
あそこなら美味しい外道もたくさん釣れたものを・・・後の祭りというやつですね・・・ ^^:

  例年通り6月は男鹿磯で遊ぶ予定である.。
甲氏・乙氏に振り回されないことを祈る ・・・ まあ、彼らも悪い人間ではないのだが ^^

生鼻崎トンネル両側のデータ
深さ:1ヒロちょっと・・・2ヒロで根掛かりする

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