釣りました日記2006の記録2006.6



 

 
 6.4
6.11
6.18
 

 
 
6月4日(日) 男鹿半島 門前 しんじょう島

  県内のノッコミ(黒鯛の産卵前の荒食い)も最盛期のようである。

  前日の天気予報では晴天。波は0.5m。
しかし風が強いようである。
  秋田市では風速7m ・・・ これでは第一希望の南防波堤離れ
(『釣り場紹介』参照)での釣りはかなりつらいかも ・・・ ^^:
ちなみに沖堤は360度海に囲まれている上にフラット
(平ら)なので、風を遮ってくれる物が無い。
  ところが男鹿半島の天気予報は風速1mになっている。

  ・・・という事で、南防波堤を諦めて男鹿へ行くことに決定。

  前夜はほとんど眠らずに、午前2時に自宅を出発。
男鹿の目的地は成り行き任せ。

  途中男鹿市船川の「ローソン」に入るが、オニギリが売れ切れ状態。
『ううっ、外で食べるオニギリは美味しいのに・・・^^;』と思っていると、
ちょうど納品のトラックが駐車場に入ってきた。
  しかし、『売り場に並ぶまで待ってられないよ・・・』とコンビニを後にした。
 

  帆掛岩の駐車スペースの良い所が1台分空いていた。
此処で釣ろうと思って車を180度回転させて駐車場に車を停めようとしたら、他の車がいかにもそれを分かりつつ駐車スペースに割り込んできた。
  全くを持ってマナー違反である。

  当然ながらその車はそのまま私の停めようとした駐車スペースに停めてしまった。

  『おいおい、何を考えているんだ?^^:』と思いつつその車の傍らに車を停めて相手の様子を見ていると、
相手も『あら、やっぱりあなたが停めようとしていたのね・・・^^:』と車の中からこっちの出方をジー見ている感じがヒシヒシと伝わってくる  ・・・  勿論まだ暗いので相手は視認出来ないが 。

  ちなみに私が車から降りてジェスチャーで文句を付けてやると、そのまま立ち去って行くのは間違いない。

   しかし千石自身はこの場所にはこだわらなかったし、此処で波風を立てたくなかったので (一般住宅のすぐ近くである)、素直に譲ってやる事に決定。
  ただ ああいう真似はしたくないものである。

  他にも駐車スペースがあったが、民家の前なるのでいつもの通り遠慮したいところだ。
しょうがないので此処は諦めて、この先の門前にしようかな・・・と、その場を立ち去った。

  門前の港の駐車場に車を停めたのが午前3時過ぎ。
既に多くの釣り人の車が停まっている。

  車から外へ出ると「千石!」と声を掛けられる。
誰かな?と思って見てみると、隣の車で来ていた乙氏であった。
  ちなみに乙氏も此処に来ているとは知らなかったので、全くの偶然である。

  乙氏を立ち話を少々して、船の出発まで車で時間を潰す。
 

  「西海岸丸」の1番船は午前3:30に出発。
1番船が出発してから準備して乗り場に並んだが、この日は釣り人が多く2番船も満員で乗り損ね、結局3番船に乗る事になる。

  乙氏も一緒に乗り込んだが、乙氏の降りようとした「さんば島」は既に先客がいるとの事。
そこで乙氏らも私の降りる「しんじょう島」に同行する事となる。

しんじょう島 航空写真

  しんじょう島は前回(5.21)に釣った島である。
私は「陸側の離れ磯
(仮称)」に陣を取る。
乙氏らは前回私がメインで釣った場所で釣り始める。

  しかし「離れ磯(仮称)」は足場が悪い。
足の安定したポジションを捜すが、結局見つからない。
  そこで悪い足場で釣っていると足に負担がかかって、すぐに疲れてしまう。

  おまけに風が強い。
何処が風速1mなのだ ???・・・これじゃあ、南防波堤離れとあまりかわり映えしない
天気予報を呪う。

  そこで風下の北側の手前の生え根を重点的に攻め始める。
甲氏らは大型の鯵を何匹か上げるが、私にはアタリすら来ない。
  それでも粘っているとようやくウキが沈んだ。
竿を合わせて上げてみると大型のタナゴ。
産卵期が近いので若干お腹が膨らんでいたのでリリースする。
 

  しかし、それからも黒鯛のアタリが無い。
  陽が高くなって来たので、ハリス(仕掛けの針に近い部分の糸)を細いものに換えた(1.7号→1.5号)が、それでもダメ。
時折エサが盗られるが、その正体はタナゴのようである。

  乙氏たちも釣れるのは外道のみ。
それどころか、他の島でも黒鯛が釣れた気配は無い。

  結局、外道を数匹上げて終了。
足場が悪いので、足はまるで棒のようになっていた。
乙氏たちは午後4時まで釣るというので残った撒餌と付け餌を分けてやって、12時前に迎えの船に乗り込む。


しんじょう島    奥は油島 私がやめてから「離れ磯(仮称)」で釣る乙氏

 

  船に乗り込むと案の定皆さん誰も本命を上げていない。
前日はポツポツ大物が上がっていたようだが・・・
 

  家に戻ると、寝不足と疲労でまずは一眠りした。
ちなみに次の日は、足が筋肉痛であった。

PS.この日の南防波堤は大物の黒鯛が爆釣だったらしい・・・
    天気予報を呪う千石であった。

データ(離れ磯)
北側手前の根・・・深さ4ヒロ(3.5ヒロでも良いくらいだ)
それ以外・・・深さ6.5ヒロ

しばらく海が荒れていなかったせいか、深場の底は水温が低い。
手前の根付近は浅いためにタナゴが釣れるくらい水温は高めだ。
ノッコミではこの辺はあまり良くないかもしれない・・・???
それ以降、この離れ磯は真鯛も黒鯛も釣れそうな良い場所である。
 

 
6月11日(日) 金浦  南防波堤(短い方)
  さて、先週「南防波堤離れ」もノッコミ(黒鯛の産卵期前の荒食い)絶好調だったようである。
それから1週間経った今は「金浦」の南防波堤
(短)が、ちょうど良い頃のはず・・・。
 
  ちなみに金浦は黒鯛ノッコミが県内でも最初に始まる所で、釣り人の間で有名ある。
余談だが金浦は県沿岸でも南に位置しているので、桜の開花
(具体的には『勢至公園』)が早いことでも特に知られている場所である。
  今年は雪が多くて水温が上がらず黒鯛シーズンは例年よりもだいたい10日程遅れている。
それでもやはり金浦は県内のトップを切って黒鯛のノッコミは始まる。
  でもそれは、防波堤(長い方)やゴロタ磯等の話である。
  今日の目的地である「南防波堤(短)」は 秋田と山形の県境にそびえる「鳥海山ちょうかいさん(別名:出羽の富士)」の冷たい雪解け水にさらされている為、県内でも最も遅いノッコミのポイントなのだ。
  県内で最も早いポイントと最も遅いポイントが一緒にあるという所は ・・・ 全くを持って、面白いものである。
  このことは県内の黒鯛釣師でも、案外知られていない・・・
ちなみに千石は2001.5.27に、此処で黒鯛を一日で10匹釣っている(足の裏サイズが多かったが・・・^^:)
  前夜目覚まし時計を午前2:30にセットして眠ろうとするが ・・・ 眠れない。
そこで『どうせ眠られないのなら徹夜するしかない!』 ・・・ という事で徹夜することに決定。
  家を出たのは3時頃であろうか?
金浦目指して車を走らせるが、市内を出ない内に猛烈な睡魔が襲う。
  『ああっ、これでは金浦まで辿り着けないよ・・・ ^^:』
  ・・と言うことで、急遽秋田港(市内)の「南防波堤離れ」に行く事に変更。
車をUターンさせて5分も運転すると、渡し舟の発着所に到着する。
  駐車場で準備をして渡し舟の発着場で待っていると・・・眠気が覚めてきた。
『これは金浦まで行けそう ・・・ ^^』
  ・・・という事で、再び金浦に行く事に決定。
  「南防波堤離れ」なら黒鯛が釣れなくても大型の鯵が釣れるのだが、久しぶりに金浦漁港に行ってみたかった。
今年は「落とし込み」
(釣法の1つ)で「南防波堤離れ」には通うつもりなので、今急いで南防波堤離れに行く必要は無い。
 
  再び金浦へ車を走らせるが、物の5分程度・・・秋田市を出ないうちに再び睡魔に襲われる。
『これでは釣りする前に、南無阿弥陀仏だよ・・・』
  ・・・という事で、いきなり広場の駐車場に入って少々の仮眠をとる事に決定。
  駐車場に入ると、いきなり運転席と助手席を使って睡眠に入ろうとする。
しかしサイドブレーキのレバーが邪魔である。
レバーをほんのちょっとだけ引いた状態にして、すぐに暴睡する。
  なんかググググッ・・・という音がする。
そのために目が覚める。
  『何だ ・・・???』
  実はサイドブレーキのレバーをほとんど戻した状態であったので、車が動いていたのだ。
  寝起きにも関わらず異変の為に、脳みそは全開状態。
瞬時に 『わずかにある傾斜のために 薄く引いたサイドブレーキに逆らって車体がバックを始めている』・・・と判断。
あせってブレーキを踏みサイドブレーキを引き直す。
  この間わずか1〜2秒程。
非常時と脳ミソが判断したからこの動作を実現できたのであろうが ・・・ この速さを普段の生活でも実践させたいものである。
・・・ 無理無理 ^^;。
  車の現在位置は駐車スペースから外れて、車の通行地帯までずれていた。
あと15mも車体がバックしていたら、植え込みまで突っ込んでいた。

 
  あたりを見てみると、既に明るい ・・・
時計を見てみると午前6時 !
2時間半ほど寝てしまったようである ^^:
  『これじゃあ、平日より遅い起床時間だよ!』
あせって車を金浦へと出発。
  日曜日なので道が空いていた為、午前7時前には目的地に到着。
それでも駐車場には、10数台の車が駐車している。
  その内の半分位はファミリーフィッシング(早っ〜 ^^:)で、湾の内側で釣っている。
黒鯛狙いの私は、防波堤の湾の外側のテトラへ。

  防波堤で用意していると、すぐ近くで釣っている釣り人の竿がしなっている。
用意を止めて見てみると、30cmクラスの黒鯛をゲットしている。
  おおっ、やっぱり此処はノッコミ盛りか?
などと思い、胸に期待を膨らませる。
  準備を終えて釣り始める。
しかし、釣れるのは鯵ばかり・・・・ 入れ食い状態である。
  黒鯛が廻ってくれば鯵は釣れなくなるはずであるが、
鯵の入れ食い状態は終わらない。 
  やがて鯵も十分釣ったので、リリースするようになる。
  付近の釣り人を見ても、黒鯛が釣れていない。
来た時に黒鯛を上げていた隣の人
(ダンゴ釣り)も、あれからサッパリである。
  6月も中旬になって水温が安定してきているだろうから、やはり朝方が良いのであろうか?
駐車場で寝過ごしたのが悔やまれる。
  やがて潮が変わって一時的に鯵も釣れなくなるが、
更に潮が落ち着くと再び鯵がポツポツ釣れるようになる。
  大物狙いで手前のテトラの際を色々なタナ(深さ)で攻めるが、黒鯛のアタリが無い。
結局、午後3時までがんばるが、黒鯛は釣れなかった。

 
  『う〜ん、鳥海山がきれいだよ ・・・ ^^:』などと、自分の心を慰めて帰り支度をする。
デジカメを家に忘れてきたのが悔やまれる。
  帰ってからすぐに釣った魚を捌いて夕食の支度にとりかからねばならなかった。
おかげで釣りの後片付けも出来ない千石であった。
データ
深さ:5ヒロちょっとだったが、岸寄りほど浅いので深さを測ることをお勧めする。
       2001年によく釣ったポイントは、今日のポイントと10m位しか離れていないのに、深さ3.5ヒロであった。
      水深が深くなった可能性もあるが、防波堤なので岸から離れるほどに深かった記憶がある。
 
 
6月18日(日) 金浦  南防波堤(短い方)
  さて例年に比べて今年は雪が多かったために、男鹿半島の真鯛がまだ早いようである。
・・・ という事で、今回も金浦防波堤に行く事にした。
  前の晩に目覚まし時計を2時半にセットして寝たにもかかわらず、起きたのは午前5時
・・・ 渡し舟に乗るわけでもないし早く行かないと場所が取れないという訳でもないので、知らないうちに目覚ましのスイッチを切ってしまったようだ ^^;
  『まあ、先週と違って睡眠時間はしっかりとったよ ・・・ 』と、心を慰めながら車を走らせる。
  釣り場に着いたのは午前7時前くらいか?
先週より停まっている釣り人の車が少ない。
  のんびり準備して、防波堤の釣り場へ向かう。
  目的の防波堤外側のテトラポットに着くと、釣り人が二組ほどしかいない。
防波堤の内側でファミリーフィッシングしている方が多いくらいだ。
  準備をしてテトラの上で釣り始める。
この日はうっすらと霧がかかっていた為に、鳥海山
(出羽の富士)の画像が撮れないので残念である。
金浦南防波堤(短)。右のテトラが釣り場 結構釣り易いテトラです
  しかし、エサトリがいる・・・
エサトリがいるという事は、黒鯛がいないという事・・・
そのエサトリも先週のように中型の鯵ならまだ良いのだが、小鯵やフグのようである  ^^;
 
  千石はこの日、早く帰って車のオイル交換を自分でするつもりだったので、午前10時半には釣りを止めるつもりであった。
釣りの準備を終えて釣り始めたのが、午前7時20分頃だったと思う。
  だから正味3時間の勝負であった。
  さて結論を言おう ・・・ 完敗である。
鯵1匹とアイナメ1匹を釣っただけで終わってしまった。
  『嗚呼、これでは鯵祭りも出来ないよ ・・・ ^^; 』
などと思いながら、のんびりと後始末をして帰る千石であった。
PS.帰りに「にかほ市」や「由利本荘市」の港や酒蔵に立ち寄ったために帰宅時間が遅れ、結局オイル交換が出来なかった。
    更に釣りの帰りにも関わらず、スーパーマーケットで(晩御飯のおかずに)「真ガレイ(魚)」を買ってしまったのは情けなかった  ^^;

 

 

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