釣りました日記2010の記録2010.5

2010年 5月
 

5. 9  南防波堤 「離れの離れ」 
5.22 南防波堤 「離れの離れ」 
5.29 秋田港  「マリーナ離れ」

5.30 秋田港  「マリーナ離れ」
 
5月9日(日)  南防波堤 離れの離れ
 
 今年は冬本番に雪が少なかったくせに、春先に寒い日が続き過ぎ!
おかげで2週間遅れの春到来です。
 (桜の盛りが、ゴールデンウィークでした)
 去年はゴールデン・ウィークから、黒鯛のノッコミ(産卵期の荒食い)が始まったけれども、
今年はとてもそんな雰囲気では無い。
 やはり海も2週間遅れか ?
・・・ 等と考えつつも、ついつい5月9日に海の様子を見に行ってしまった千石であった。
 だって、一部HPに都合の良い記事が載っていたんだもの ヽ(´・ω・`)ノ
 前日、渡し舟「かねごん」に電話して 船を予約する。
午前5時出発だと言われたので、
当然”2番船(2往復目)”だな
・・・ と思っていた。

 当日、船着場に行ってみると、”一番船”だったので驚いた。
渡し舟「北斗星」は、同時刻に二番船だったのにね。

 
 船は色々な所に客を降ろすと思いきや、一目散に「離れの離れ」を目指す。
 
 「離れの離れ」に着いた。
 すると、船に乗っていた客のほとんどが降りるようだ。
10人乗っていた釣り人の内、8人が此処で降りたのだ。
 残った二人は、「離れの離れ」の更に沖側で降りるようだ。
「離れの離れ」で降りた。 ちなみに「離れの離れ」の南側の外側が釣座。

 朝5:20時頃、釣座を”外側”に決めて、準備を始める
 (上図参照)
例年、黒鯛は”外側”から釣れ始めるのだ。
 
 ちなみに、この辺で釣っている人は12人くらい。
外側から吹き付ける西風が強くて、内側で釣っている人が多い。

 
 実際 釣り始めると、風が真っ向から吹き付けるので辛い。
しかも朝方なので寒い!
まるで冬のような寒さである。

 
 しかも水温が低目の為か、釣れない。
外気温ほどは低くないのだが ・・・
 アイナメとかなら釣れてもおかしくないのだが、釣れない。
ホッケも全く、音沙汰無い。

 これは水温が高くなる10時過ぎに、(黒鯛を)期待か?
 
 午前7時前、外側で釣っていた人の竿が強くしなっている。
遠目に観察していると、タモ
(魚を掬い上げる網)が登場している。
 これは黒鯛か?
・・・ と言うことで、竿を置いて見学に行く。
 すると案の定、デカイ黒鯛である。
47cmくらいかな?
 辺りの人々は俄然、やる気がみなぎる。
おおっ、こんな時間でもう釣れるんだ。今日は釣れるぞ〜
そんな感触を持って、皆釣りを再会する。
 しかし、それ以来、黒鯛は釣れないのだよ 
 
 やがて、千石の餌が盗られるようになった。
 黒鯛か?
・・・ と思っていたら、20cmくらいのアイナメが釣れた。
 もっと大きいのが釣れるだろう
・・・ と言う事でリリース。
 更に次の一投で、海タナゴが釣れた。
嗚呼、エサトリはお前だったのね!
・・・ と思いつつも、 ”外道ラッシュ”を期待する。

 
しかし、それ以来、外道も釣れなくなった。
 
辺りでも釣れないので、すっかり ”ダメだ こりゃ状態” である。
完全お手上げの千石
こうなると、小さ目のアイナメをリリースした事が悔やまれるのだよ ^^;

 結局、それ以降 何も釣れないで終了!
他の人も、あれから黒鯛を釣っていなかったようである。
要するに、ほぼ全滅状態。
 まだノッコミの走りだな〜
・・・ という感じ。
 今年は、やっぱり遅いよ!
持ち帰りは、これだけ。
色っぽい唇のタナゴ君である ^^;
 

天候が良くなると来週から釣れ始めそうだが、急ぐことも無いので再来週から釣ろうと思う千石であった。

5月22日(土)  南防波堤 離れの離れ
 
 前日、渡し舟「かねごん」に電話して 船を予約する。
午前4:30時出発との事。

う〜ん、ノッコミ本番に入りそうなこの時期に、4:30出発は1番船なのであろうか?
まあ、どうでも良いよ。
 当日、午前4時頃に船着場に到着。
すると渡し舟「北斗星」は、客を乗せて出港したところだ ・・・ 2番船であろうか?
 やがて「かねごん」が沖堤の方から来た。
さすがに2番船という事やね。
 
 客の大方は千石と同じ「離れの離れ」の南側で降りた。
「離れの離れ」で降りた。 ちなみに「離れの離れ」の南側の外側が釣座。

 1番船で降りた人々は、防波堤の先端付近を陣取っている。
千石はしょうがないので、先端から離れた”外側”で釣り始める。
 しかしウキは全く沈む気配を感じさせない。
新日本海フェリーがアサヒの中秋田港へ着く
 
 午前7時前、外側の先端付近で釣っていた人の竿が強くしなっている。
タモが登場しているのだ。
中にはボラだったりする人もいるが、基本的には黒鯛のようである。
 千石も気合を入れるが、先端から離れた千石付近では全く黒鯛が釣れない。
両隣の竿がしなってタモがでたなと思ったら、超でかいボラなのだ。
 隣にいた人が「先端付近との中間地点に網でも張ってあるんじゃないか」というジョークが飛び出すほど、先端から離れていると黒鯛が全く釣れないのだ。
 千石は、小さいソイを釣り上げただけである(リリース)。

苫小牧からと新潟からのフェリーがすれ違う

やがて25cmくらいのアイナメが釣れたが、それからウキが沈まない。
 11時過ぎに、ようやくウキが沈んだ。
竿を合わせてみると、なんか凄いヒキだぞ。
でも黒鯛じゃないような気が ・・・ だって首を振って潜ろうとしないんだもの。
これは必殺のボラか?
でも水面近くまで上げてくると、グイグイ潜ろうとするじゃないか。
黒鯛かも ・・・ と思い始めたら、水面から茶色い魚体が見えた。
うっ、ホッケっぽい ・・・ どうせならアイナメでありますように。
 デカイのでブッコ抜けない。
タモですくって上げると、41cmの超ドデカサイズのホッケ。
でかいホッケ
まだホッケが居ると言う事は、水温が高くないのか?
同サイズのホッケをもう2〜3匹釣りたい所だが、それからはアイナメ1匹追加して終了である。
 帰りの船が途中で「マリーナ離れ」に寄った。
そこで常連さんがドドッと乗ってきたが、全員黒鯛を釣っていた。
「マリーナ離れ」は「離れの離れ」に比べて浅いので、水温が高かった為であろう、ノッコミ真っ盛りに入ったようだ。
しかも「真鯛」「サワラ」「アジ」とかいうキーワードも聞こえるではないか。
「今日で7回目だけど、今日やっと釣ったよ。」
と言った常連さんは黒鯛を6匹あげたそうだ。
一番大きいのは53cmという話だ。
しまった「離れの離れ」より「マリーナ離れ」だったか ・・・
あそこは去年もノッコミ良かったんだよな〜
翌日天気が良かったら「マリーナ離れ」に行こうとしたが、風が強かったので諦めた千石であった。
アイナメは煮付けておいしく頂きました

5月29日(土)  秋田港 マリーナ離れ
 
 前日、渡し舟「かねごん」に電話して 船を予約する。
午前4:00時出発との事。

う〜ん、前回より30分早いが、4:00出発は1番船なのであろうか?
まあ、どうでも良いか ・・・
 当日、午前4時出発は1番船であった。
あらかじめ電話で「マリーナ離れによろしく」と伝えておいたので、1番船に「マリーナ離れ」の客を集めたのかな?
・・・など思っていたら、船は「離れ」の南端や、「離れの離れ」に客を降ろした。
「マリーナ離れ」で降りた。 ちなみに上が”外側”でテトラがある。

 「マリーナ離れ」に着いたぞ。
千石を含めて5人ほどの釣り人が降りる。
実は千石、此処にほとんど降りたことが無い。
だから外側のテトラポットが今の時期のポイントなのだが、何処が足場が良いのか分からない。
 とりあえず釣り仲間の乙氏から聞いたポイントに向かうが、テトラポットの何処から入るかが分からない。
結局、何処が足場が良いのかウロウロ捜して、ようやく釣座を決めた。
 するとカネゴンの船頭が釣り道具を持って付近で釣り始めたではないか。
どうやら今日は2番船が無いようである。
ノッコミ本番なので、結構意外であった。
釣座にて
 
 それにしても、ここ2〜3日天候が悪かったので水温が低い。
船頭が「マリーナ離れ」に降りる際、『水温12度しかない ^^:』と言っていた通りである。
 今も、霧雨が降る天候である。当然、気温も低い。
これでは昼になっても、水温が上がる要素が無いではないか。
おかげで 黒鯛は釣れない事は勿論、釣れる気もしない。
 ところがエサトリ君は、登場しているのだ。
全くのミスキャストである。
 ちなみにエサトリ君の正体は、タナゴとフグのようだ。
タナゴ君は産卵期なので、リリース出来るものはリリースしたが、針を飲み込んでいるのが大半だ。
 それにしても水温が低いせいか、アジが釣れないのが辛い。
美味しい外道のアイナメとメバルも何故か釣れない。
 あ〜、今晩のおかずカモン!
と心の中で叫ぶ。

「マリーナ離れ」の”曲がり角”を望む
 昼近くになって、天気が少し回復した。
曇り空ながらも、日の暖かさを感じるようになったのである。

 おかげで水温も僅かだが上がったか?
アジが釣れる様になって来た。
 残念ながら、尺アジ(30cmクラス)まではいかない。
一番大きいので26cm。
平均は、23cm前後である。
 

結局、鯛を釣れずに終了〜 !
嗚呼、情けなや ^^;
一番 右上が 、26cmのアジ
 帰りの船が途中で「離れの離れ」に寄った。
すると「離れの離れ」では、「マリーナ離れ」と比べて釣れている様である。 (ちなみに『マリーナ離れ』は、全滅であった)
 船は「離れ」の南端に寄って、船着場に戻った。
なんか今年は釣れないな〜
先行きに不安を持つ千石であった ・・・
 
5月30日(日)  秋田港 マリーナ離れ
 
 土曜日は予想以上に水温が低くてダメであった。
日曜日は天気も良いし水温も上がりそうである。
 渡し舟「かねごん」に電話して 船を予約する。
すると午前3:30時出発の2番船との事。
・・・ さすがノッコミ本番である。皆、天気の良い日曜日を選んだか ・・・
 当日、午前3時過ぎに船着場に到着。
すると「かねごん」の1番船が出発する所である ・・・ おいおい、今頃かよ。
車で支度しながら、「かねごん」の出航を見送る。
後から聞いた話だが、船頭が寝坊した模様である。
 40分後に船は戻ってきた ・・・ かなりがんばって走って来た様である。
「マリーナ離れ」。
船着場が内側でテトラが無い。 反対側は外側でテトラがある。
テトラは”消波ブロック”なので、外海から来る波から港を守るのだ。
 「マリーナ離れ」に降ろしてもらう。
すると昨日の釣座に船が何艘もいるではないか
(上記写真の『船』の位置)
昨日、マリーナ側の先端で刺し網があった事を思い出す。
 
刺し網でも仕掛けてるのかな?
船の近くでは釣れないので、船着場の裏側
(上記写真の『爆釣』の位置)で釣ろうとする。
他の客もだいたい其処に陣取っている。
 すると一番船で降りていた常連のKさんが
「俺の狙った場所に潜りの船がとまっているよ。あいつらがどくまで、がまんするよ」
と話しかけて来た。
あっ、しまった!潜り漁の船なんだ ・・・
 釣り人が来る前に場所を確保して素潜り漁をしているのである。
(一説によると秋田港で採ったにも関わらず、市場では男鹿産と偽装表示されていたりするらしい)
 なるほど言われてみれば、刺し網を仕掛ける時間でも無いし、刺し網なら船はこんなに何艘もいないよな。
 実を言うと船のとまっている所は、”釣れる場所”なのである。
千石も乙氏から聞いていたので昨日そこで釣ったし、だからKさんも船がどくまで待つつもりなのである。
 ちなみに人が潜っていると黒鯛は警戒して釣れない。
今から千石が釣ろうとしている所
(上記写真の『爆釣』の位置)は船から若干離れているが、同じラインなので黒鯛が廻ってこないかもしれない。

 そこで千石は考え直して場所移動することにした。
防波堤の曲がりを越えた所へと移動したのだ
(上記写真の『千石』の位置)
此処なら船の影響は無いだろうし、(初めての場所なので)データを取れる。
しかも なんか良さそうな場所だぞ。
 テトラポットの足場の良さそうな所を見つけて、釣り始めた。
 深さは6ヒロぐらいだが、ウキ下を5ヒロくらいにしてようやく引っ掛からないくらいだ。
するとアジが釣れ始める。
おおっ、良い感じだぜ。
アジを釣っているうちに黒鯛が来そうなのだ。
釣座より ・・・ フェリーが行き違う
 
 ところがアジが釣れなくなる。
代わりにデカイ河豚ふぐが釣れる様になる。
しかも小さいエサトリが集まり出したのか ・・・ 針に餌が残らなくなる。

 黒鯛が廻って来たらエサトリが居なくなるのだが、そんな気配も無い。
 午後8時頃、もう嫌になって船着場付近を見に行った。
すると最初千石が釣ろうとしていた場所で、黒鯛がバンバン釣れているではないか!
(写真の『爆釣』の位置)

 顔に覚えのある常連さんと話すと、彼は2匹釣って1匹バラシとの事。
「あっちの方で釣っているのか〜。あそこも釣れる時は良いよ。やっぱり黒鯛が廻って来るとエサトリが居なくなるよ」
と教えてくれる。
「潜り船も9時頃には居なくなるよ」
「じゃあ9時まで、もうひとガンバリ粘って、それから移動しますね」

等という会話をして元の場所
(写真『千石』の位置)に戻る。
 しかし元の場所は相変わらず釣れない!
9時過ぎまで我慢して釣ったが、追加は無し。
此処はダメだ〜!
・・・ と言うことで、素潜りの船の場所をチェックしに行く。
すると常連さんの言った通り、船はもう居ないではないか。
すかさず、場所移動する。
目的地は、船の居た場所である。
 Kさんも此処で釣っている。
千石も釣り始めるとメバルが、立て続けに釣れる。
メバルを釣っているうちに黒鯛が廻って来そうである。
 ところが、釣っている内に風が強くなってきた。
テトラの切れ目(竿2.5本分)の沖に投げていたのが、届かなくなる。
届いても手前に流されて来るようになったのだ。
 しょうがないので沖目を狙わずに手前を狙う。
しかしダメである。釣れない。
 ちなみにKさんを含めた此処(=潜り漁をしていた地帯)は黒鯛が1匹も釣れていない。
潜り漁で貝を採っていたら、その”おこぼれ”に黒鯛が集まるという事があるが、
一説によると潜りで海藻を採っていたと話もある。
そうなると海の中が変わって釣れなくなるという事も充分考えられる事である。

 バッカンに波が入って、撒き餌がグチャグチャになってしまった。
しょうがないので防波堤の反対側
(内側)へ移動して、手前を狙って釣り始めた。
 もうすぐ帰り支度する時間なので、つけ餌を海に捨て始めると、それにアジが群がり始めた。
皮肉にも、この日一番大きなアジを釣り上げてしまった。
 しかし数匹上げたら、道糸が切れてしまう。
まだまだアジは群れているが、時間も無いので終了〜〜
この後アジを4匹程追加

 船着場に歩いて行く途中、50cmオーバーのアイナメをストリンガーで泳がせているのを発見。
思わず感嘆の声を上げてしまった。
そのデカさゆえにアイナメに見えない ・・・ まるでクエである。
 
爆釣地帯で釣った人たちは、良い型の黒鯛を釣り上げた。
よって帰りの船では肩身の狭い千石であった。

ちくしょ〜〜〜 ^^;

 

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