釣りました日記2010の記録2010.6

2010年 6月
 






6. 6  南防波堤 「離れの離れ」 
6. 12  雄物川河口付近 
6. 18  旧秋田空港 付近
6. 19  旧秋田空港 付近

6. 22  旧秋田空港 付近
6. 26  南防波堤 「離れの離れ」
 
6月6日(日)  南防波堤 離れの離れ
 
 前回は大失敗したので、今回こそは釣ってやるぜ!
 今年は例年より半月遅れの天候なので、黒鯛のノッコミ(産卵期の荒食い)もまだ終わっていないはずだ。
今度こそ黒鯛を!いやいや真鯛も時折釣れるみたいだし、「離れの離れ」なら深いので尺アジも期待できるぞ!
・・・ 等と都合の良い事ばかり考えつつ、渡し舟に電話を入れた。
 午前3:30に船は出港した。
「離れの離れ」の南端で降りる。
 既に多くの釣り人が、先端付近で釣っている。
内側の流れが速いので、ほとんどの人は外側で釣っている。
千石も外側に陣取り、準備をして釣り始めた。
「離れの離れ」で降りた。 ちなみに「離れの離れ」の南側の外側が釣座。

 するとウキがヒュッと沈む。
29cm程のアジである。
「マリーナ離れ」より深いのでアジも大型だ。
ちなみに鯛狙いの9.5ヒロのウキ下である。
 至る所で竿がしなっては尺アジが釣れている。
しかし鯛は釣れていない。
 千石もアジを2匹追加する。
 
 しかし、それ以降、全くアタリが無くなる。
付け餌が残るのに、鯛の気配も感じられない。
要するに魚が全く居ないのだ ・・・ エサトリも含めて。

 
 
 あまりに釣れないのでルアーなどもやってみるが、時折ボラ(たぶん白目)の群れが通り過ぎるだけでアタリも無い。
 
 内側の流れが少し緩やかになったので移動するが、やはり付け餌が残ってくるのみである。
全く 魚っ気が無い。
しかも残ってくる付け餌を触ってみると冷たい。
これじゃあ、釣れる筈が無い。
結局、そのまま終了。
完全お手上げの千石

 「離れの離れ」では他の人も、黒鯛を釣っていない。
帰りの船で「マリーナ離れ」の状態を聞くと、アジは釣れるが鯛は全然ダメとの事。
要するに鯛は、ほぼ全滅状態。
 常連の加賀谷さんが
「俺はノッコミで目的の魚を釣ったから満足だよ。アイナメだろ、メバルだろ、アジだろ・・」と言った。
・・・鯛という言葉は出てこなかった。
 他の常連さんも「黒鯛居なくなったんじゃないか?」と、のたまふ。
 今年は、どうなっているんだ?!
持ち帰りは、これだけ ^^;
 

とてもノッコミが終わりとも思えないので、来週こそ!と意気込んだが、
船頭の「来週 飛島に行くから、船休むね」という言葉にショックを受ける千石であった。

 

6月12日(土)  雄物川河口
 
 渡し舟「かねごん」の船頭は飛島(山形県)で釣りしているため、今日明日の秋田港の渡しはお休みである。
渡し舟「北斗星」は使いたくないし、同「くろいそ」は船頭が替わってから電話番号を知らない。
黒鯛のノッコミが盛りなのでは?と思いつつも、南防波堤「離れ」はあきらめよう。
 しょうがないので、夜明けとともに雄物川河口でルアーでも投げることにした。
 午前0:30頃起床。
友達と1時間ほどチャットして寝ようとするが寝付けない。
結局そのまま出発する事となった。
 午前4時頃、家を出る。
30分ほどで現場に着いた。
いつもの南防波堤「離れの離れ」は、秋田港。
今回は雄物川河口だ。
駐車場にて河口をバックに。
ちなみに車は、千石と関係無い

 明け方というのに車が10台も停まっている。
準備をして河口へと向かう。
 するとアングラーがいるいる。
明け方というのにガラガケ(フックで魚をひっかける)やルアーの人が10人以上いる。
千石も釣ろうとリール糸にショックリーダーを結んでいると、常連さん同士の会話が耳に入ってきた。
「ここ数日全然ダメだ」
「今日アジたった3匹だぜ」
なんかHPで調べてきたのと違って、釣れていない様である。
折角来たのでルアーを振るだけ振っていこうか。
 
 
波打ち際でルアーを振る
 河口から海の波打ち際を少しずつ移動しながらルアーを投げた。
最初はミノー。次はジグ。それからスプーン。
 全然アタリが無かった。
人の居ない所へ50m程来たら、それなりの時間(午前6時)だ。
帰って朝食を母親に食わせないといけないので、そろそろ戻りながら釣る事にした。
 それから少しすると、スプーンにはっきりとした手応えがきた。
すかさずリールを巻いて、そのまま浜辺に魚を上げる。
砂浜から投げているのでタモは必要ないのだ

 
 釣れた魚は、手のひらサイズのヒラメであった。
こんなにチビッコなのに、このサイズのスプーンに食いつくのか! ・・・ という感じの大きさだ。
おチビなヒラメは、勿論 リリースである。
チビッコのヒラメ君
スプーンに喰いついている

 なんかスプーンで釣れたので、そのまま釣りを続ける。
すると直ぐに、今度は川蟹かわがにが釣れてしまった。
スプーンをハサミで挟んでいるまま写真を撮ろうとすると、ハサミを外して砂浜に落ちた。
逃げるな〜!と言いつつ、足で踏んでつかまえる。
 川蟹は5月の新屋のお祭りの頃、産卵のために川から河口付近の海へと来るのだが、今年は水温が低かったからなぁ〜。
実は千石、何年も前に此処で川蟹採りをした事があるのだ。
こいつはきっと、川へと帰り遅れたのだろう。
またゲテ物を釣ってしまった ^^; 踏んづけて捕まえてしまった
 

 河口付近まで戻ってきた。
すると水際の浅い所で何か黒い物が動いている。
良く見ると川蟹である。
ウェーダー
(胴長)を着ていたので、水の中に入って足で踏んづけて捕まえてしまった。
 すると他にも川蟹が目に着く様になった。
タモがあったら捕まえられるが、ウェーダーで入っていくにはちょっと深い。
時刻も7時を過ぎたので帰る事にする。

 
 この時間になると、帰る人が多い。
その人達の会話や様子から、やはり釣れていない様である。
千石が確認したのは、フッコ
(スズキの幼魚)1匹と 30cmをようやく越えたヒラメ1匹くらいである。
まあそれでも収穫 (カニかよ!) があったので良しとするか ^^:
釜茹での刑になった川蟹君。
ううっ、やはり卵を産んだ後 ^^;
上海蟹の親戚なので味は良いが、
食う所が少ないよ!
・・・  しゃぶりました ^^: 

 

6月18日(金)  旧秋田空港 付近
 
 朝4:30に目が覚めてしまった。
 最近の秋田港はダメダメなので、今週末の「離れ」も お休みにする ・・・ お金(船代・餌代)も、かかるしね〜 ^^:
その分、またルアー
(疑似餌釣り)でも行ってみようか。
 朝飯の用意の時刻まで(今日はゴミの日なので、ゴミ出しの時刻まで)には、戻って来れる!
・・・ これがショア
(海岸)の良い所だ。
まるで朝早くジョギングをするような感覚で釣りが出来るのだよ。
しかもルアーだと車に詰め込む道具も少ないので、準備もすぐ出来上がるしね。
 今回も雄物川河口あたりに行こうと思って車を走らせたが、雄物川河口の2キロ程手前から海に入る細道がある。
そこから浜辺へ行くと、きれいな砂浜が広がっている ・・・ ので、当然の事ながら細道を入った。
ちなみに、”旧秋田空港跡地”付近である。
 おおっ、もう既に2〜3人の釣り人が居るではないか。
ちょっと離れた所に駐車して、ルアー釣りを始める。
 基本、前回(6/12)と同じである。
砂浜をルアー投げながら、少しずつ移動するのだ。
ルアーの種類は、前回のチビッ子ヒラメで実績のあったスプーンを使用する。
 ちなみに携帯電話を車に忘れたので、今回は写メ(画像)無しである。
前回のすぐ近くの浜辺なので、景色は変わらない ・・・ 前回の画像を参考にして貰いたい m(._.)m ゴメン
 と言う事で、午前5時過ぎからルアー竿を振り始めた。
 
 30分もしたであろうか、手前の”かけ上がり”(波の発生する海底が急に浅くなる所)でブルンブルンという手応えが。
獲物を砂浜に引き摺って上げてみると、これまたチビッ子ヒラメ君だ。
ちょうど、前回に釣ったチビッ子ヒラメ君と同じサイズだ
(前回画像参照)
 ちなみに30cm以下のヒラメを「コソゲ」と言うらしい。
勿論、即座に リリースである。

 
 それから6時過ぎまで収穫無しで砂浜を移動し、そろそろ帰りながら釣ろうか!〜と言う事で、車の方へと引き返しながら竿を振った。
スプーンから ジグやミノーという種類のルアーに換えて、水面付近を狙ったのだが、アタリすら無かった。
スズキやサワラ等は居ないようである。
参考資料 ・・・ 千石のルアーの一部。
ミノー(左2つ) と ジグ(右2つ)
このミノーは、プラスティック製。 ジグは金属製。
 結局、7時前に終了〜!
他の釣り人は仕事の時間が迫っているので、もう居なくなっている。
好きやの 〜

 
この辺はチビッ子ヒラメ(コソゲ)しか居ないのかな?
・・・ 等と思いながら、家へと帰った。
 
6月19日(土)  旧秋田空港 付近
 
 また朝4時過ぎに目が覚めてしまった。
 昨晩は寝不足の上に、夜更かしをしたのに  ・・・・・ 習慣とは恐ろしいものである。
またルアー
(疑似餌釣り)でも、行ってみようか。
 ・・・ と言う事で、昨日と同じ雄物川河口北側へGO。
 
 余談だが、其処は「旧秋田空港跡地」付近である。
 この空港跡地は、今では自衛隊が使っている。
記憶に新しいが、北朝鮮がテポドンの発射実験をする(名目上は人工衛星の発射だっけ?日本の上空を通過する)と言うので、パトリオット(弾道弾を落とすとされるミサイル・・・本当に当たるのであろうか?)が配備されたのが此処である。
 笑い話だが(でも現実にあった)、夜中に密かに公道を移動してパトリオットがこの空港跡地に配備されるはずであったのだが、途中で道に迷って「こまちスタジアム」(近くにある野球場)へと入ってコンクリート構造物に擦ってしまい、県と対物賠償を交渉するはめになったという大馬鹿な結末をしでかした経緯がある。
 全国紙ではマイナーな事件だったかもしれないが、当時 秋田の地方紙では結構な見出しであった。
 自衛隊のナビの精度って、そんなに悪いの?
 ・・・ と言うのは考えられないので (ネットの『map fan web』でも しっかり分かる・・・千石でも間違わない。普通の車のナビでも高性能だよね)
『ちょっと、寄って見ようぜ!』みたいなイージイ・ミスじゃないの?
 
・・・他に考えられないよな。
 まあ考えられても、全くをもって、大馬鹿たれ!・・・には、間違い無いのである。
大型免許のある千石の方が、まだマシだ。
千石は馬鹿だが、国家の一大事に少なくともそんな事はしない。
パトリオット。(ネットの画像)
米国製の車載”対ミサイル用ミサイル”。
意味は”愛国”。
ミサイル・デフェンス(MD)では、
”PAC”と共に比翼の一翼をなす。
でも迷子の挙句、「こまちスタジアム」で
対物事故は情け無さ過ぎる。
2007年秋田港に寄った
イージス艦「みょうこう」。
千石撮影。
当然PACを搭載しているであろう。
そんな記事を見たことある。
2009年秋田港に寄った
アメリカのイージス艦。
千石撮影。
当然PACを搭載しているであろう。
 ルアーを振り始める。
昨日は手前の”かけ上がり”の所で釣れたので、竿は軽く振るだけだ。
その分、快調に移動出来る。
要するに、リールを巻き取る時間が少ないのだ。
 すると昨日と同じ所で、チビッ子ヒラメ(コソゲ)が釣れる。
おい、お前は昨日釣れたチビッ子じゃないの?
・・・ 等と思ってしまうのは、しょうがないことだ。
 リリースして先へ進む。
 工事地帯を通り抜けるが、昨日同様釣れない。
工事と言っても、砂浜の護岸であって海には影響ないのだが ・・・
工事と言っても、このコンクリートの階段を作っているだけで
海には影響無いようだが・・・・
 昨日折り返した所まで来た。
今日の時刻は、昨日に比べて まだまだ早い。
ルアーを軽く投げている分、今日はペースが速いのだ。
 これから先は未知の領域だよ !
・・・ 等と思いながら、先へと進む。
 ちなみに、また川蟹かわがにを釣りそうになった (6/12参照)
ルアーをハサミで挟んでいるかと思ったら、糸にハサミを挟んでいた。
 要するに、糸につかまってブラブラしてるよ!
・・・ という状態である。
 やがて蟹さんはハサミを開いて水中に没してしまったのだが、
ハサミを開かなかったら、そのままルアーが来て針に引っ掛かってしまった形になるのであろう。
前々回「ルアーで釣ってしまった!」と思ったのは、こういう事だったのかもしれない。
 しばらくすると、投げ釣りをしている人に近づいてきた。
 すると、ルアーに手応えが。
ブルブルと竿が震える。
 獲物を砂浜に引き上げると、やはり チビッ子ヒラメ君(コソゲ)である。
 逃がしてやって再びルアーを振ると、すかさず手応えが!
おおっ、連荘れんちゃんだよ!
 獲物は、やはりチビッ子ヒラメ君。
 
 ここはポイントか?
・・・ と思い竿を振ると、なんと手応えが! ・・・ 3連荘である。
獲物はチビッ子ヒラメ君。
意外と沖の方で食ってきたので、手前の”かけ上がり”だけがポイントじゃないようである。
 ”チビッ子”だが、連荘で来ると面白い物である。
チビッ子ヒラメ君、ナイス食欲だよ!次はお父さんにヨロシクね!
・・・ などと思いつつ、投げ釣りの人を超えた先へと行く。
デカイのでも、24cmだ。
全て リリース。

 先程のポイントから離れちゃったので、もう釣れないだろうと思ったら、2投目で手応えがあった。
やはり、チビッ子ヒラメ君である。
 海岸線だけ見ると何ら変わり無いのだが、釣れる場所ってあるもんなんだね。
 
 もう時刻が、6:30を過ぎている。
いい加減に、車へ戻らないと・・・
 そこで帰りながら、竿を振る。
 先程3連荘で釣れた地帯では、もう”打ち止め”みたいで アタリが無い。
 
 そこでずっと歩いて、一匹目の釣れた所まで来た。
ここはポイントだから釣れるかも
・・・ と思い竿を振ると、案の定 チビッ子ヒラメ君が釣れる。
チビッ子しか居ないよ!
・・・ 等と思い、帰る事にした。
 車に着くと、午前7時を過ぎている。
今日は釣れたので、ついつい長居をしてしまったのだ。
 
まあ、6匹釣ったから良いか ・・・
 
でもデカイの釣れなかったから、次からどうしようかな?
・・・ 等と思いながら帰る千石であった。
 
6月22日(火) 旧秋田空港 付近
 
 朝2:30頃に目が覚めてしまった。
朝と言うより、夜か ・・・
 それから 『寝よう寝よう!』 と、努力したのに  ・・・・・ 寝られないうちに、陽が昇ってしまった。
まあ 思い通りにいかないのは、人生と同じである (o ̄∇ ̄o)/。
 今の夜明けは、本当に早いね。
寝られないんだから、またルアー
(疑似餌釣り)でも行ってみようか。
 ・・・ と言う事で、先日と同じ雄物川河口北側へGO。
ちなみに出発したのは、午前4:30過ぎである。
 
 午前5時前には、目的地に到着。
 南バイパスでは、こんな時間と言うのに、警察の”速度取締り”をしとった。
こんな朝早くにネズミ捕りしてないよ! ・・・ というのは、甘い考えのようだ。
考えてみれば朝の空いている方が、ラッシュより速度を出すものね。
警察も、いやらしいよ。
 
 「木材置き場」近くに駐車して、釣りを始める。
 天気予報で、波は0.5mくらいのはずだが
・・・ ”掛け上がり” から ”波打ち際” まで(波はそれほど無いのだが)荒れていて、すごく濁っている。
要するに ”グシャグシャ状態” なのだ。
あれ、何で? 昨日も悪い天気じゃなかったはずだが ・・・
これじゃあヒラメは、居ないであろう。
 ルアーを投げてみると案の定、海藻が付いて来るだけだ。
濁っているので、ここで実績のあるスプーン(スプーン状のルアー)からピンクのジグへと換えるが、アタリさえ無かった。
 雄物川河口方面から移動してくるルアーマンに会ったので、声を掛けた。
すると彼は「ヒラメ狙いですが、サワラ一匹だけでダメですね」との事。
 なんでも先週、彼の友達が60cmオーバーのヒラメをこの辺で釣ったので、羨ましくて通っている ・・・ のだそうだ。
なるほど、仕掛けはデカイ派手なミノー
(魚型のルアー)だ。
 千石は、「60cmと言わないまでも、40cmオーバー釣りたいですよね」
というような志の低い事を言ってしまった。
まずは釣りたい ・・・ 本音であった。
・・・ おいおい、60cmオーバー狙えよ!

 そんな状態なので、午前6時前には終了。
釣り始めて一時間も経っていない。
 ダメそうな時は、すぐに撤退するに限るよ
・・・ 等と考えながら、車を走らせた。
 今日の釣行はすぐに帰ってきたので、HPに載せる必要が無いかな? ・・・ とも思いましたが、
ルアーマンの情報がありましたので、データとして載せました。

釣れないのも、立派なデータ
(情報)! ・・・ しかも、HP的には面白い  (o ̄∇ ̄o)/ 
 うわ〜、個人的には 嫌だな〜!
 
6月26日(土)  南防波堤「離れの離れ」
 
 梅雨も中休みのようである。
「離れの離れ」も前回から2週間経ったから、ちょっとは良くなっているのでは?
 渡し舟カネゴンに電話すると、出港は午前3時との事。
先週の土曜日は、ノッコミが終わったものの黒鯛が結構釣れたらしい。
 午前1:30には起きないといけなかったので、寝不足は当然であった。
 
 船は定刻より若干早めに出発。
(おかげで車で、”日焼け止め” を塗る暇なんてなかった ・・・ これが大誤算)
 
 全員が、「離れの離れ」に降りる。
おかげで先端付近は、早々と場所取りされてしまった。
もっと先端よりに場所をとりたかったが、船着場付近内側に場所をとる。
ちなみに風の向きと内側の潮の速さから、多くの人は外側に場所をとっている。
 しかしこれからの季節は内側が基本なのである。
去年・一昨年の経験から言って、間違いない。
赤の矢印が釣座。
内側の南端付近である
 朝の内は、皆さん尺アジ(30cm程のアジ)を上げている。
千石は
朝イチ真鯛!朝イチ真鯛!と念じているのだが、全然釣れない。
外側の人が真鯛が時折釣れても”手のひらサイズ”だ。
千石は
「デカイ真鯛!デカイ真鯛!」と念じながら釣るのみである。

 隣の人が、ルアー竿で”鯛カブラ”系を使っている。
ちなみに、投げて底を狙って、根魚の4連続ヒットである。
鯛カブラ 凄いな〜!
・・・ と思っていたら、5投目は根掛かり。
鯛カブラさようなら〜 ・・・であった。
 以前千石が(鯛カブラを)一投目で さようなら〜 ^^; ・・・したよりは、十分成果を上げてるよ!
やはり防波堤付近のベース
(基礎)は根固めの岩が敷き詰められているので、底スレスレを狙うのは良いが、
掛かり易いので注意しなければいけない。
 千石の釣っている”内側”は、左への潮が速くて ウキがすぐに流されてしまう。
おかげで、鯛どころかアジも釣れなかった。
 しかし陽が昇って海の中が見えるようになると、流れているのは表層だけなのに気付く。
強めの風に表面だけ速く流されていて、その下は ほとんど流れていないのだ。
 それに気付いて、ようやく”傾向と対策”が定まった。
 釣り方が定まると、魚は釣れる様になった。
メバル一匹と尺アジ3匹釣れてくれる。
おまけに”手のひらサイズ”の真鯛も2匹釣れてくれる。

 ちなみに、この段階で ほとんどの皆さんは”外側”で釣っている。
”内側”で釣っているのは、千石くらいじゃなかったかな?
 朝マズメ(夜明けの釣れるタイム)のチャンスは、終わりかけていた。
皆さん、竿が上がらなくなってきたのである。
小さい鯛を釣った人は居たけれど、タモを使う程の鯛を釣った人は ほとんど居なかった。
 デカイ鯛はダメダメだよ!
・・・ という雰囲気で、朝の”チャンス・タイム”は終わろうとしていた。
 ”外側”の先端寄りの、かなり離れた所で釣っていた一人だけが、タモを何度も出していた。
その人だけ、爆釣なのである。
その隣の人は釣れていないのが、全くを以って不思議である。
 
 千石はその人を、「羨ましいな〜」と思いつつ釣っていると、ウキが沈んだ。
竿を合わせてみると、凄いヒキである。
 おおっ、大物だよ!
・・・ と思いつつ、魚と やり取りをする。
 超デカイ黒鯛かな?
・・・ と思ったら、手前にググッと入ってきた。
 防波堤だから入る所(割れ目)は無いよ!
・・・ と思っていたが、入る所があったみたいで、入られてしまった ^^;
要するに、隙間に入られてしまったのである。
 去年もヘチ釣りをしている人が「入られてしまったよ!」という場面を見た事があるが、
不思議と防波堤の中層でも入られてしまう隙間が結構あるみたいだ。
 それを知っている千石も、油断していた訳ではないが
(若干はしていたか?)、入られてしまったのだよ。
 
 時刻は7時近くになった。
それからは、素晴らしい程に釣れなくなった
他の人も、全く”ダメダメ状態”である。
 
 それからは、ずっ〜と ”ダメダメ状態”が続く。
誰も釣っていないので、だらけた雰囲気が漂う。
 ただし上記外側の離れた所で釣っていた人だけは、何故か釣果を上げる。
 千石は、「此処内側は、真鯛の通り道。真鯛は、何時通るか分からない。過去の経験上、あきらめてはいけないよ!」
・・・ と思い、ひたすら内側で粘る。
 ちなみに、この段階で内側で釣っているのは、千石ぐらいである。
 10:35頃、潮の流れが反対となった。
(過去の経験上)これは良さそうだな! ・・・と思っていると、案の定 千石のウキがヒュン!と沈んだ。
竿を合わせてみると、グイグイと良いヒキだ。
 竿が良い感じに曲がる。
釣れていない時だったので、千石は周りから注目される。
 良いヒキだよ!
・・・ と思いながら、手前まで魚を持ってくると、真鯛である。
 大きいか?と思いきや、なんかブッコ抜けそうである。
 ブッコ抜いてみると、29cmの真鯛である。
うわ〜、このサイズであんなヒキするんだ。
しばらく鯛釣ってなかったから、忘れていたよ!
29cmの真鯛
足の裏サイズで、こんなに引くとは・・・

 引き続き釣っていると、尺アジが釣れ始める。
アジは群れで来るので、コマセをピンポイントに投げて、群れを散らさないようにする。
すると連荘で尺アジが釣れ始める
 それを見ていた釣り人が、外側から内側に移動してきた。
釣り人というのは、現金な物なのである。
 内側で釣っていたのは千石ぐらいだったのに、今や内側が主流になってしまった。
いきなり、内側が混み始める

 内側に移動した人の竿が、強烈に しなった。
これはデカイな!・・・と思っていると、60cmの真鯛である。
うわ〜、羨ましいよ!
 千石は連荘れんちゃんで尺アジを釣ったが、それは(千石だけが内側で)粘っていたのでコマセが効いてくれたおかげだ。
だから後から来た人には、千石のように連荘でアジが釣れてくれない。
 でも時々、他の人に良型の鯛が釣れる。
千石はタモを使う程の鯛を釣っていないので、羨ましかったりする。
 
 しかし12:30頃になると、釣れなくなる。
天気が良いので、日焼けが凄い。
 暑いので、長袖なんて着ていられない。
半袖でいると、日焼け止めクリームを塗っていない肌が燃える様だ。
4日後(6/30)になっても、火傷状態の千石の肌
 結局、日焼けで肌がボロボロになって終了。
デカイ鯛は釣れなかったが、尺アジをいっぱい釣って満足である。
釣果。 左上のデカいアジは、36cmだ。
真鯛は4匹だが、密かに色っぽい唇のタナゴ君が一匹混じっている ^^
まだ真鯛はイマイチだが、釣れ始めている。
”落とし込み”の人は居なかったが、60cmの真鯛が釣れたので
”落とし込み”をやるべき季節の到来と思われる。
しかし、これだけ大きな鯵が釣れているんなら、まだまだオキアミを使ったフカセ釣りだな!
・・・ という感じである。
だって、尺アジ 美味しいもんね!
35cmオーバーのアジが掛かると、周りの人は「真鯛だな!」という反応。
アジでタモが登場するのは、久しぶりに見た ^^


 

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