釣りました日記2010の記録2010.10

2010年 10月
 









10. 2   南防波堤 「離れの離れ」 
10. 7   男鹿半島  南磯 
10.17   男鹿半島  南磯

10.18   男鹿半島  南磯
10.23   南防波堤 「離れの離れ」
10.18   男鹿半島  南磯

10.28   男鹿半島  南磯
10.30   男鹿半島  南磯
 
10月2日(土)  南防波堤 離れの離れ
 
 夏の暑さも一段落して、秋らしい日が続くようになりました。
海も秋になって釣れるようになってきたかな???
久しぶりに、秋田港の「離れの離れ」にでも行ってみようか!
 前日に「カネゴン」の船頭に電話すると、午前4:30に出港との事。
千石は久しぶりの秋田港の沖堤だったので、色々な釣りに対応できるように「オキアミ・蟹・青イソメ・疑似餌」と万全の体制で望んだ。
 定刻よりちょっと遅れで、渡し船「カネゴン」は出港した。
定員オーバー? ・・・ という位、釣り客を乗せている (定員自体が何人か分からないが)。
2回に分けないで1回で渡してしまおう!・・・ という目論見のようだ。
 まずは「離れ」の赤灯台より先で、客を降ろす。
その後「離れの離れ」に向かう。
 それにしても、先客が誰もいない。
いつもは渡し舟「北斗星」が、先に釣り人を降ろしているのに・・・
今日は「北斗星」はお休みか?。
おかげで「離れの離れ」に降りて、好きな場所を選ぶことが出来た。
「離れの離れ」で降りた。 ちなみに「離れの離れ」の南側の内側が釣座。
 いつもの南側先端付近の内側に場所を定めた。
 まだ暗かったが、ヘッドライトで仕掛けを作って釣り始める。
薄っすら明け始めた中で、電気ウキで釣り始める。
 朝イチの真鯛を狙っているのである。
 餌はアオムシとオキアミ。
アオムシは万能餌なので、鯛だけでなくスズキが釣れるかもしれない ・・・ と淡い期待を抱いているのである

 
 しかし、真鯛もスズキも釣れない。
明るくなり始めると、案の定 フグが釣れ始める。
釣れるだけなら良いが、針を飲み込んでくれる。
 これじゃあ、ダメだ。 エサトリに強いカニ君の出番だよ!
 カニを針につけて、仕掛けを手前に投入。
潮が左に流れるときは、手前が真鯛の狙い目なのである。
時折フグに餌を盗られるが、オキアミやアオムシに比べると、ずっと長持ちする。
竿を”置き竿”にして、ルアーをすることにした。
 しかしルアーも釣れない!
メタルジグ
(金属製の魚)でやっても、そもそも大型魚が居ない ・・・ 小魚がのんびりと泳いでいる。
エギ
(イカ釣りの疑似餌)をやっても、全く反応が無い。
 周りでも、釣れていないし ・・・
 こりゃ、ダメかな
・・・ と思っていると、風が一段と強くなった。
内側は風が正面から当たるので、非常につらい。
そこで外側へ移動することにした。
 
しかし、外側でも釣れないのは同じである。
今日はダメだな!
・・・ と思いつつ、あきらめムードで置き竿のカニ仕掛けを上げると、何か魚が着いている。
水面までリールで巻き上げると、いきなりグイグイと元気に潜り込む。
何だ? この魚 ・・・
 なんか黒っぽくて平べったい魚が仕掛けに食いついている。
ブッコ抜けそうだったので、ブッコ抜く。
すると ・・・・
あっ! これはイシガキ鯛だよ !
 24cm程のイシガキ鯛であった。
南方系の魚で、石鯛の外道として有名である。
千石もかつて船越防波堤で釣った事がある。
ウィキペディアで調べれば分かるが、秋田で釣れるのは地球温暖化の証拠であるような魚・・・ なんだな。
 
24cmくらいのイシガキ鯛。
小さいが幅があるので、刺身に出来た。
 それからまた、釣れなくなった。
 外側が釣れないので、再び内側へ移動する。
風が弱まったのである。
 潮は相変わらず、右から左に流れている。
正午頃に潮が変わって良い感じになってきたが、渡し舟の迎えは午後1時だ。

 
 
 結局 サバ1匹(20cmクラス・・・リリース)で終了〜!
千石の釣っている辺りでは、伊藤さんという人が落とし込みで50cm位の真鯛を1匹釣ったのみで
他の人は全滅状態であった。
帰りの船で「マリーナ離れ」でタコ釣りをした人から話を聞くと、真ダコはまだ小ぶりながらもテッパン(必ず釣れる)そうだ。
また「マリーナ離れ」は浅くてテトラもある事から、アオリイカも釣れているとの事。
 
「マリーナ離れ」にした方が良かったかな? ・・・ と思った千石であった。
 
10月7日(木)  男鹿半島 南磯
 
 最近天気の良い日は、夕日を観に秋田港の北防波堤に行く。
日本海に沈む夕日は本当に綺麗だ。
 ついでだから、ルアー竿を振るが ・・・ 釣れない。
まあ、午後5時〜6時までの1時間だからね。
秋田港北防波堤の夕日

 それでも今年はアオリイカの当たり年のようなので、男鹿半島で1パイでも釣っておきたいものである。
 午前9時に母親をデイケアに送り出した後、掃除・洗濯をダッシュで済ませて釣りの準備。
さすがに出発は10:30になってしまった。
 先月行った「門前」の手前の「椿」の金崎で釣り始める
なんか非常に良さそうな所だが、エギ
(イカ釣りの疑似餌)もジグ(金属の魚)もアタリが無い。
金崎。水平線に見えるのは椿の防波堤。
 しょうがないので、場所移動することにした。
 9月に行った、「門前」付近へ向かった。
途中の「男岩」にイカ釣りは誰も居ないので
(黒鯛釣りの人は一人いたが)、 また「男岩」で釣る事にした!
 「男岩」の先端へ行くと、前回同様イカ墨の跡がある
しかも前回より派手なような気が ・・・
 これは釣れそうな予感が ・・・ !
 そこで気合を入れて釣り始める。
イカ墨の跡が、たくさん !・・・ 男岩の先端
 
 しかし釣れない !

 イカを釣ったことが無いので、竿の”シャクリ方”もイマイチ分からないんだよね !
前夜、「you tube」で 勉強はしてきたんだけど ・・・
 釣れないので「場所換え」しようとする前に、もう一度陸側の”漁船の通り道”を狙ってみた。
”船の通り道”の海底は えぐれていて、”イカのポイント”だとかいう記憶があったんだよね。
 
 何度かキャスト(仕掛けを投げる事)すると、海藻みたいのに引っかかった感触が !
海面まで上げてみると、茶色っぽい海藻が着いて  ・・・ 
あれっ!海藻が墨を吹いたぞ!
 アオリイカである。
千石、生まれて初めてのイカゲットである。


 やったぜ!
 防波堤にブッコ抜くと、イカは派手に墨をぶちまけた。
千石にかからなくて、ラッキーである。
 ただしサイズは小さい ・・・ 胴長で13cmくらいだ。
はじめてのイカゲット。
エギは3号。
胴長13cmくらい。
 これは。まだ釣れるか?!
・・・ とそこで粘ったが、アタリも無い。
 釣った時にどんなシャクリ方をしていたかも、釣れた驚きで忘れてしまったしね ^^:
 午後2:40、それ以上釣れずに終了 !
夕方母親がデイケアから帰って来るので、あまり粘る訳にはいかないのだ。
 
 とりあえず1パイだけでもイカを釣ったので、OKとしよう。
次はもっと大きなサイズを釣り上げたいものだ。

翌日、刺身で食してみると、小さいながらも肉厚で歯応えがあって旨味も強い。
真イカと違うよ ・・・ と思った千石であった。
  
10月17日(日)  男鹿半島 椿防波堤
 
 午前4:30に起きたが、母親に朝飯を食わせたりして予想以上時間を食ってしまった。
おかげで出発は6時。
 夜明けが6時なので、既に辺りは明るい。
夜中じゅう降っていた雨も上がり、晴れる天気予報であった。
 
 男鹿半島へ向かう途中、天王の「太田釣具店」でケプラーという素材の糸を購入。
ついでに釣りの情報を尋ねる。
前日HPで調べた通り、天王サーフ
(波打ち際)のシーバス(スズキの和製英語)が良いようだ。
 寄り道して教えられた浜を覗いてみる。
するとウェーダー
(胴長)を着て波に洗われながらルアー竿を振っている輩が、居る事×2。
最近のルアー人気に驚かされる。
 それから男鹿半島へ向かっていると、いきなり大雨が降り始める。
出掛けの「Yahoo天気予報」のアメダスによれば、もう雨は降らないはずなのだが・・・
それにしても凄い雨だ ・・・ 雨の被害でも出そうな位に。
男鹿半島。
「椿」は、「館山崎」の所。

 午前7時頃、当初の目的地「船川港」の防波堤へ着いても雨はやまない。
しかし水平線上が明るい。
しばらく待てば晴れるだろう ・・・ と、車の中で晴れるのを待つ。
 30分ほど待つと、ようやく雨が晴れた。
 実はこの防波堤は、駐車場所から先端まで1.5km程ある。
重い釣り道具を担いで先端まで歩いた日にゃ、1時間くらい掛かってしまう。
しかも駐車場所付近には、防波堤への進入禁止の鉄の柵でガッチリ塞がれているのだ。
釣り人は狭い鉄の柵の間から道具を柵の向こうへ置いた後に、柵を乗り越えないといけない。
 ちなみに千石は、車に”折り畳み自転車”を積んできた。
鉄柵の間から釣り道具と共に自転車を通して、長い防波堤の道のりを自転車で楽々行ってしまおうというのである。
 しかし最近のテロ警戒のためか鉄柵はガッチリしていて、昔のように折り畳み自転車が通る隙間が無い。
自転車は諦めないといけなかった。
昼までには帰らないといけないし、船川防波堤で釣る事自体を諦めるしかなかった。
船川の防波堤
 
 そこで再び「男岩」を目指した。
あれだけ雨が降った後にも関わらず、「男岩」へ向かう途中にはルアー釣りの人が多い事×2。
鯛釣りを駆逐する程の勢いだ。

 
 「男岩」に着いたが、先客が2人ほどいる。
風が強いので投げる方向が限られる ・・・ 今日の「男岩」先端は、2人でイッパイの状態である。
「男岩」を諦めて、車を引き返した。
 風が強いので、快適に釣れる場所は限られた。
そこで「椿」の湾の内側で釣ることにした。
椿防波堤の駐車場に車をとめて、辺りの様子を見た。
 すると椿防波堤の本堤より、そこから突き出ている小さい防波堤が釣り易そうだ。
すかさず車をその付近に移動させ、釣り道具の用意を始めるが、釣っていた人が帰ろうとしているではないか。
いかにも釣れないから場所移動するよ ・・・ というのに間違い無い。
 時刻も8時頃になったので、釣れなくても良いから釣り始める。
椿漁港。矢印が釣り場。
釣り場
 ちなみにメインターゲットはイカなので、エギ中心の仕掛けだ。
すると案の定、アタリも無い。
 しかし嬉しい事に、根掛かりしていた仕掛けを釣り上げ、エギをゲットしてしまった。
ゲットした3.5号のエギ
 釣っていた人が帰って、新しい人と入れ替えが続く。
それでも誰も釣っていない。
墨跡はあるのにねぇ〜。
 
 結局11時まで、カラフルなハゼ君1匹釣って終了。
最後には風が更に強くて大変だった。
後で調べてみたら
イトヒキハゼ
南方のハゼだ。
 雨上がりはイカが釣れないらしいが、他の場所はどうだったのであろう?
場所移動して来る事からして、他でも釣れていないような気がする。

イカのシーズンが終わるまでに、1パイでも良いから良型のイカを釣りたい千石であった。
 
 
10月18日(月)  男鹿半島 南磯
 
 午前9時頃、母親をデイケアに送り出す。
若干の家事をこなすと、釣りの準備をする。
 出発は10時頃だったかな?
 
 昨日はダメだったが、今日は平日なので(釣り人が少ないので)イカが釣れるかもしれない。
しかも今日は、男鹿半島の奥の方
(加茂・戸賀)へ行こうと思う。
 ただし、昨日釣り人が居て断念した「男岩」へ寄り道してからね。
だって「男岩」は釣れている実績(9/18、10/7参照)があるので ・・・ 釣れそうだもの ^^
 「男岩」に到着した。
平日だけあって他にエギンガー
(エギを使ったイカ釣り)はいない。
 ただし ”ヒラメの泳がせ釣り”をしている人が、2人居る。
その人たちの邪魔にならない所で、釣り始める。
男鹿半島
「男岩」 「帆掛島」は、「門前」 と 「館山崎」 の間。
「椿」 は、「館山崎」の所。

 少し粘っていると、ヒラメ釣りをしている人が
「なんか食ってきたけど、あれはイカだな〜」
と、もう一人に話しかける。
 どうやら二人は、仲間同士のようだ。
 しめしめ、イカは間違いなく居るよ!
千石は当然の事ながら、「男岩」で粘ってみようという気になる。
 
 粘っていると、先程話しかけられていた方の人が近づいて来た。
 「アオリイカ居るよ〜。ヒラメ釣りの餌(小鯵)に食いついてくるよ!」
・・・ と千石に話しかける。
  千石 :    「この間 此処で初めてイカを釣りましたが、何分初心者で・・・」
ヒラメ釣りの人 :
「イカもデカクなってきているから、なかなか釣れないだろうけど・・・。 まあ、デカイから一杯釣ったら十分か!」
・・・ 等という会話が交わされた。
 この時点で、間違いなくイカはいる!これは此処で粘るしかないよ!
と確信した。
 
 しかし粘っても、アタリが無い。
そこで先端のテトラポットに場所移動してがんばったが ・・・ 全然ダメである。
 
 粘り疲れて、場所移動する事にした。
 帰り際に、先程の人に挨拶する。
 ついでに、その人のスカリ
(釣った魚を泳がせておく網)を見せてもらうと、30cmクラスのヒラメ1匹が泳いでいる。
今晩は刺身かな?
・・・等と羨ましく思いつつ、「男岩」を去る。
 車へ帰る途中で、「帆掛島」にちょっと寄ってみる。
少し釣ってみたが、前日ゲットしたエギをロストしてしまった ^^;
 結局、釣れないまま ・・・ 車まで戻って、場所移動。
 残り時間も余り無いので、男鹿半島の奥に行く事は諦めた。
帰り際、「椿」の防波堤に寄る事にする。
・・・ 要するに、昨日釣った所に行ってみたのである。
 しかし今回もダメだった。
エギを追加でロストして終わりである ^^;
 「本堤」の先の方では、イナダが釣れていたけどね・・・
 
 
 結局、見事なまでのボウズ ・・・ だったのだよ! (うわぁ〜ん ^^;)
くどいようだが、イカのシーズンが終わるまでに、1パイでも良いから良型のイカを釣りたい千石であった。

  
10月23日(土)  南防波堤 離れの離れ
 
 久しぶりに、秋田港の「離れの離れ」にでも行ってみようか!
 前日に 渡し舟「カネゴン」の船頭に電話すると、午前5時出港との事。
メインの目的は鯛だが、そろそろルアーも良い頃だ。
オキアミ・蟹・ルアーを持って、釣りに望む。
イナダやダツくらいは釣れてくれる事であろう。
 定刻通り、「カネゴン」は出港した。
結構、釣り客は多い。
 常連の加賀谷さん一人を除いて、皆「離れの離れ」南端で下船する。
 いつも通り、内側で釣り始める。
まだ薄暗いので、電気ウキを使用だ。
 すると外側で、鯛釣りやルアー釣りの人が 竿をしならせる。
しかしそれもポツリポツリで、やがて静まり返ってしまった
「離れの離れ」で降りた。 ちなみに「離れの離れ」の南側の内側が釣座。
 一方、内側は全然ダメである。
向かい風なので、外側へ移動した。
 すると手前で、エサトリサイズの13cm位の真鯛(当然 リリース)が釣れる。
そう、エサトリは真鯛なのだ。
 
小さいのを釣っていると、やがて大きな鯛も釣れるだろう ・・・ と思っていたが、釣れるのはエサトリサイズのみである。
 これじゃあいかん!とルアーで青物も狙ってみたが、全く反応が無い。
内側と外側を両方を攻めても、釣れない!

 
 この日は潮の動きがほとんど無く、千石のみならず全体的に寂しい結果となってしまった。
 
しかし今年の「離れ」はダメである。
千石はろくなサイズの鯛を釣っていない。

 
男鹿半島でイカ釣りにした方が良かったかな? ・・・ と思った千石であった。
 
10月24日(日)  男鹿半島 南磯
 
 ネットで注文した、イカ釣りのエギ専用ロッドが届いた!
 実を言うと、今まではシーバス(スズキの和製英語)専用ロッドを使ってイカ釣りをしていたのである。
早速、NEW ロッドの使い心地を試すためにも、男鹿へGO!である。
 専用ロッドなので、さぞかしイカが釣れる事であろう。
 午前4:30に起きて、家の用事を片付ける。
出発したのは5:30過ぎ頃か ・・・ 既に明るくなってきていた。
男鹿半島。
「御前落し」は、「館山崎」の左にある。

 最初に、いつもの「男岩」へ向かった。
しかし「男岩」は、先客2人がイカ釣りをしている。
他の場所を狙うしかない。
 風もあるし、風の影響が無くて人が居ない所がいいな〜
すると男岩から見て小さい湾の向かい側の「御前落し」が空いている。
あそこなら風の影響も少ないし、(今まで何度も行って一匹も鯛を釣ったことが無い場所だが)イカなら釣れそうな場所である。
さすがに最近のエギンガーは、あそこまで行く事を知らないようである。
すぐ近くの双六漁港に車を停めると、荷物を担いで「御前落し」に向かった。
 10分ほど歩くと目的地へ到着。
先端の鯛のポイントはやめて、その手前の浅場を狙う。
ここなら人があまり入らないので、荒れていない
(イカも擦れていない)事だろう。
おまけに小鯵
(=イカの餌)とかなら、”釣堀状態”な好ポイントなんだよね。
 とりあえずNEW ロッドの使い心地を試す気分で、竿を振る。
さすが専用ロッドだけあって、竿をしゃくっても軽くて使い易い。
エギも良い感じに動いてくれる。

今まで10ftのシーバスロッドを使っていたのは、結構無理な事だったんだねぇ〜
 何度か振ってエギを代える。
この日のためにオークションで落としたエギセットは、見事なまでに家に忘れてきた (俺のバカタレ!)。
おかげで、今まで使っていた小さ目のエギを使う事になる。
 
 3つ目のエギに代えて”根の多い所”を狙っていると、いきなり竿が重くなった。
グイグイとラインは持って行かれ、竿がしなる。
 これはアオリイカである。
 凄いヒキではないか!

慌ててドラッグを締めて、リールを巻く。
 すると海面にアオリイカが現れた。
良いサイズである ^^
 ブッコ抜くが、墨を吐くのを用心してすぐにイカへと近づけない。
しかし良型のイカだけあって、墨も派手に吹いてくれる。
墨の射程距離が予想より長かったので、千石の服や道具に掛かってしまったのだよ ^^;
 サイズを測ると胴長で17cm ・・・ この時期では中々のサイズだ。
胴長17cmのアオリイカ。
エギは、2.5号 紫系 マーブル
最近 ボウズが続いていたので、
嬉しい 〜 ^^
 
 イカ絞めの道具(例のエギセットに付属)も忘れてきたので、ナイフで絞めるがうまくいかない。
まあいいさ ・・・  ようやく釣れたんだもんね。 それだけで十分さ。
コンビニ袋にイカを入れて、釣りを続ける。

 
 今釣った”根の多い所”は、イカが墨を吐いたので釣れないかも ・・・等と想像して、ちょっと離れた深めの所を攻める。
しかしアタリが無いので、再び”根の多い所”を攻める。
 するとエギにイカらしい影が追いかけて来ている ・・・
深い所を攻めているので、はっきりとは見えない。
だから、魚の影かもしれない。
 
イカだったらこのタイミングで竿をしゃくれば! ・・・ と、竿をしゃくると 本当にイカヒットである
 足下で見ながら掛けたので、あっという間に陸の上へ。
イカのサイズも、さっきより小ぶりだったからね(胴長15cm)。
再びナイフで絞めて、コンビニ袋へ。
胴長15cmのアオリイカ
「御前落し」 の釣り場
 それから釣れなくなったので、帰りがてら「金崎」の地磯へ場所移動。
矢印は、「椿」の防波堤。
「館山崎」の左上が「御前落し」。 画面右側が 「金崎」。
 
 人の居ない場所で竿を振ってみるがアタリが無いので、午前10:30頃に帰る事にした。
 
とりあえず、今年のイカの目標をクリア出来て満足。
これから(今年ダメダメな)鯛を狙いつつ、イカもサイズUP!出来れば良いな ・・・ と思う千石である。
 
10月28日(木)  男鹿半島 南磯
 午前9時に母親をデイケアに送り出し、午前10時前には家を出発した。
家事は色々とあるが、事前に適当に こなしておいた。
母親が夕方帰ってくるまでは、何とか自由である。

 最初に、いつもの「男岩」へ向かった。
平日だけあって「男岩」は誰も居ない。
 早速釣り始めるも、風が沖から強く吹いているので防波堤の内側しか狙えない。
しかもアタリが無い。
 そこで前回成績の良かった「御前落し」に移動する事にした。
あそこなら風の影響も少ないしね。
 
 「御前落し」に到着すると、海水が青々としていて波も無い。
いかにも釣れそうである。
 前回同様、”先端”の手前の浅瀬で釣り始める。
 1投目 ・・・ 投げて間も無くである。
いきなりイカのアタリがあるではないか!

 しかもまだ、本格的に竿をシャクらないうちにである。
リールを巻くと、紛れも無くアオリイカがエギに喰らい付いている ・・・ 重いのである。
 なんと1投目でイカゲットだよ!
 此処はまだエギンガーが来ない”擦れて居ない場所”とは言え、まさか1投目で来るとは ・・・
イカのサイズは若干小ぶり
(胴長15cmくらい?)だったが、千石は嬉しくてしょうがない。
・・・ まさか1投目で来るとはね
いや〜、荒れていない場所は、ろくにシャクらなくてもイカの方から飛びついてくれる物なんだね〜
1投目から釣れるとは ・・・
夢のようである
 やっぱり場所が良いと違うぜ!

・・・と思いつつ、イカが釣れてから2投目。
再びイカのアタリが!
 しかもデカイ! ・・・ 竿が良い感じにしなるのである。
千石は慌ててドラッグを締める。
 手前に寄せてブッコ抜いてみると、19.5cmのアオリイカ
20cmオーバーを釣りたいと思っていた千石には、
ほとんど目標クリアーだよ!と思わせるサイズだ。
3投目で胴長19.5cmをゲット。
色が濃いのは興奮しているから
・・・ と言われている。
イカは色が変わるのだ
 それからちょっと粘ってみるが、3匹目は釣れない。
もう十分満足だったので 帰ろうか ・・・ と思いつつ、
前回行かなかった”先端”で、ちょっとだけ竿を振ってから帰ろうと思う
 ”先端”は高い崖(8m近く?)の上なので、6m級のタモも届かない。
釣れたら、ヨッコラセとブッコ抜くしかないのである。
まあ 近くに”低い所”もあるのだが、降りるのはちょっと大変だ。
「御前落し」先端
(過去のデータより)
奥に座っている紫の人が居るのが
先端の”高い崖”。
手前のかがんでいる黒い人の所が、
降りるのにちょっと面倒臭い”低い所”。
 まあ、高過ぎる場所だが、投げるだけ投げてみようか。
釣れてもまだブッコ抜けるサイズだし・・・
 すると1投目でいきなりヒット!
しかもヒキが凄いぞ。
再びドラッグを締めて、イカを手前まで持って来る。
しかし此処は高さ8m近くある所である。
 そこで「ドッコイショ ドッコイショ!」と言いつつ、イカを崖の上までリールで巻き上げるしかなかった。

 なんとか崖の上まで巻き上げたアオリイカのサイズを測ると、胴長20cm
本当に20cmオーバーを釣り上げてしまった
 1ヶ月前までは、
「1パイでいいからアオリイカを釣り上げてみたいよな!」 ・・・などと言っていたのに。。。
 
 しかも、この快進撃は、ここで止まらなかった。
すぐに次のイカが喰い付いて来たのである。
サイズは小さ目だ。
 千石は余裕をこいて、リリースしてしまったのだよ。
あの「1パイでいいからアオリイカを釣り上げてみたいよな!」 ・・・と言ったのは、何処に言ったことやら。
 前回、この先端を釣らなかっただけあって、すこぶる喰い付きが良い。
今までイカ釣り(エギンガー)が来た時無いらしく、イカが居るし 擦れて居ないのだ
 胴長20cm程のイカをフックさせて手前の崖を巻き上げる時に逃げられても、既に”持ち帰り分”をキープしているので、左程痛くない。
胴長21cmのイカを釣った時には、もう十分釣ったよ!と思ったくらいだ。
胴長21cmをゲット。
 ”高い所”で釣っていても、釣れなくなってきた。
降りるのに面倒臭い”低い所”に行けば間違いなく釣れるだろうし、更に奥に行く「丘越えルート」も知っている。
 しかし、もうそこまでして釣る必要が無かったのである
千石は適度に御近所に”お裾分け”して、自分の家で食う分だけキープ出来れば十分なのである。

 
 そこで此処で1時間ちょっとしか居なかったが、帰ることにした。
持ち帰りは4ハイであるが ・・・ サイズが大きいので十分。
家だけでは、食い切れない量である。
釣果
胴長20cm付近のアオリイカ。
20cmあれば、かなりデカイ。
帰り際に「御前落し」を眺める
 
 帰る途中、でかいイカ2ハイを親戚の家へ置いて来た。
だから千石家では、デカイの1ハイと 小さいの1ハイである。
 しかしこの日の夕方、デカイのを捌いて刺身にしてみると、一食ではちょっと余ってしまう位のボリューム。
結局、余った分は翌日に食べる事となった。
 でかいアオリイカ、喰い応えあるよ! しかも旨い!
・・・ と思った千石であった。
 
10月30日(土)  男鹿半島 南磯
 「南防波堤離れ」は風が強いようなので、男鹿半島へ行くことにする。
一昨日にイカを釣ったばかりなので、今回は鯛釣りの準備もして行く。

 最近イカ100%ゲットの「御前落し」へ向かった。
此処でイカをキープしてから、鯛も釣ろうという魂胆である。
 双六漁港には、既に何台か釣り人の車が停まっている。
しかし皆、双六漁港の防波堤で釣っていて、奥の「御前落し」へは誰も行っていない。
 しめしめ、今日も楽勝かな ・・・ と思い、「御前落し」まで歩き始める。
 
 「御前落し」に到着した。
早速、イカ釣りから始める。
一昨日自分で荒らした所だが、果たして釣れるのだろうか?
 ”先端”で釣り始めて2投目 ・・・ いきなりイカのアタリがあるではないか!
しかも良いヒキである。
竿をグイグイとしならせる。
 手前まで持ってくると、良型のアオリイカである。
 今日もイカゲットだよ!
 高い所だったので、リールを巻きながらブッコ抜く。
サイズを測ると、胴長で21cmだ。
胴長21cmのアオリイカ
 まだ釣れそうな気がする。
しかし”先端”の高い所で竿を振っても、アタリは無い。
”先端”の低い所に降りると、まだ一度も狙っていないポイントが左にあるので、いかにも釣れそうだ。
 しかし今日のメインは、鯛釣りである。
イカも食傷気味だし ・・・
「御前落し」先端
(過去のデータより)
奥に座っている紫の人が居るのが
先端の”高い所”
手前のかがんでいる黒い人の所が、
降りるのにちょっと面倒臭い”低い所”
 
 とりあえず荷物の置いている”先端付近”まで、ちょっと戻る。
そこで竿をちょっと振ってみるが、イカのアタリは無い。
此処も一昨日釣った所だからねぇ〜
よし、ここは「御前落しの奥」へ行って、鯛を狙ってみるか!
 しかし「御前落しの奥」に行くには、一度戻って丘越えをしないといけないのだ。
a が、「先端」。
釣座が、「御前落しの奥」
過去の画像より
 一度海岸線を戻って、丘越えを始める。
しかし道が悪いので登るのが大変だ ・・・ 日当たりが悪いので、ぬかるんでいるし。
 ようやく釣座に着いた時には、肩で息をしていた。
 当然の如く、他には誰もいない。
海に向かって左側の一番釣り易い所を陣取る
「御前落しの奥」左側
 
 とりあえず鯛を釣る前に、イカが釣れるか試してみようか ・・・
 すると程なく アオリイカがヒット!
サイズは胴長18cm位。
 まだ釣れそうなのでイカを狙ってみたが、アタリは無かった。
そこで鯛釣りに切り替えることにした
 しかしエサトリが多くて、鯛釣りどころではない。
小シマ鯛・小メジナ・・・等が、ウヨウヨしているのである。
 餌を蟹に代えてみても、フグもいるようで食われてしまう。
しかも鯛の気配が全く無いので、エサトリが消えることは無い。
胴長18cmくらいのアオリイカ
鯛の撒餌に集まるエサトリ
  結局、鯛釣りの竿は置き竿にして、ルアー竿を振る。
しかし、エギもジグも反応無い。
 そうこうしているうちに、先程まで釣っていた”先端”に人が入ってきた。
千石が「御前落し」で釣っているのを見て、「あそこ行けるんだ〜」と知ったエギンガーが双六漁港から歩いてきたのだ。
 しかも”先端”の低い所に2人組が入った。
しまった、あそこの左側はまだ1度も攻めていない所だ。
 案の定、左側で釣っている人はすぐにアオリイカを上げている。
ところが右側で釣っている人は、全くヒットしない ・・・ 何故なら右側は、千石が”高い所
”から攻めた所だからだ。
 見ていると右と左の人で、恐ろしいほど明暗が分かれている。
やっぱり人が釣って荒れている所は、しばらくダメなのだ ・・・ シビアなくらいに。
渓流釣りを思い出してしまった ・・・ ヤマメ・岩魚は警戒心が強く、人の入った所は5日間くらい釣れない。
 結局、それから千石は釣れる事は無く、午前10:30頃には帰り支度。
磯釣りは道具が多いから、仕舞うのも大変だ。
おまけに帰りも大変な道程が待ち受けている。
 再び肩で息をしながら車へ向かうと、今まで此処まで来た事が無いエギンガーがいっぱい!
千石が釣っているのを見て来たエギンガーを見て、「あそこにも行けるぞ!」と更に集まって来たのだ。
此処も荒れちゃうな〜。もう、ダメかも ・・・ と思った千石であった。

 
釣果
 

 

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