釣りました日記2011の記録7月

2011年 7月
 

 
 
7. 2  男鹿 船川港 沖堤 
7. 3  秋田港 離れの離れ 
7. 9  秋田港 離れの離れ 

7.10 男鹿 船川港 沖堤
7. 16  秋田港 離れの離れ 
7. 24  秋田港 離れの離れ 
 
7月2日(土)  男鹿半島 船川港 沖堤
 梅雨に入って、雨の日が続いている。
土日は降らないようなので、釣りにGO!である。
 真鯛の季節だからねぇ〜
 
とりあえず土曜日は、雨
(川水の濁り)の影響が少ない船川にでも行ってみようか ・・・
 午前4時に起床。 午前5時に家を出発。
 午前5:45頃には、船川の釣道具屋「海風」に到着。
乗船名簿に氏名・住所を記載する。

 船着場でしばらく待っていると、「第15海風丸」が到着。
どうやら2番船のようだ。
 船に乗って、沖堤の「3番」に降りる。
男鹿半島
船川の 「秋田石油備蓄基地」 の沖に、釣座 (沖堤)がある。
 
 今回も、船着場の反対側の”外側”で釣り始める。
真鯛の季節だけあって、釣り人でギッシリだ。
釣座より、陸側を見る
 釣り始めると、右の沖から左手前へと潮が流れている。
はるか右沖に「百間瀬」という岩礁があるので、たぶんベストの潮流れの様な気がする 。
まあ、よくは分からないが ・・・

 
 1投目で沖から左手前に流れて来て、竿2本目くらい沖でウキに反応があった。
竿を上げると、餌が盗られている。
 そこで餌を付け直して、再び同じコースに仕掛けを流してやる。
すると前回と同じ所でウキに反応があった。
 エサトリかな?
・・・ と思って、ちょっと竿を立てて 糸を張ってやる。
 すると手応えがあったので、竿を合わせてやる。
ヒキが小さい。

根魚かな?
・・・と思ってリールを巻く。
 すると途中から、結構なヒキで抵抗する。
どうやら、それなりに大きい魚のようだ。
 それでも魚が素直に上まで来てくれたので、すんなり水面まで持って来た。
おおっ、ヒラメじゃん!
 比較的大人しく水面まで持って来られたヒラメ君も、此処に来て「しまった、水面じゃん!」と思ったのだろうか ・・・
ようやく暴れてバシャバシャしだした。
 ・・・ しかしもう手遅れなのだよ。
空気を吸わせてタモに入れて、
はい ご苦労様〜〜〜
 
 結構簡単に上げてしまったが、スケールで測ると58cm
HPで記録を付け始めてから最高のサイズなのだが、簡単に釣り上げてしまったので、不思議と感動が無い。
スカリ
(魚入れ)に入れて釣りを続けるが、魚が大き過ぎるのでスカリの形がいびつになっているのが見て取れた。
58cmのヒラメ ・・・ 簡単に釣ったので、大きさの実感が無い 翌日、台所でようやく大きさを実感した

 しかし、それから釣れない!
持ち帰りには微妙なサイズのアジ
(リリース)とかは釣れるのだが、鯛の気配はゼロである
潮の流れも止まったり、変わってしまっちゃうし ・・・
 ちなみに、この時点でヒラメ以外に釣れた”持ち帰りサイズ”は、タナゴ1匹と 35cmのサヨリ1匹だ ^^:
サヨリは泳いでるのが見えているが、小さい針が無いので釣れてくれないんだよね。

 
35cmくらいのサヨリ
 防波堤の内側(船着場側)は もうちょっと大きい20cmを越えたくらいのアジを釣っているが、鯛は全く釣れていない
だから千石も内側でちょっと釣ってみても、すぐに外側に戻ってしまった。
外側の方が、まだ真鯛の”一発勝負”が出来そうだったからだ。
 しかし外側も内側も、鯛の気配がゼロである
午後1時に帰ると船に伝えていたが、それまで視界に入る範囲で鯛を釣った人は、皆無であった。
 もうダメダメだよ!
 帰りの船に乗って、沖堤の状況を見る。
スカリ(魚入れ)を出している人は、皆無である ^^;
 陸続きの防波堤(船越防波堤)で一人乗っけた。
今はテロ対策で、船でないと此処で釣れないのかな ???(防波堤の根元で釣り人が入れないような厳重なフェンスを張っている)
昔は駐車スペースに車をとめて、歩いて来れたのになぁ〜

 ちなみにその人は、黒鯛1枚と真鯛1枚を上げていた。

 
 港に着いて船から降りようとすると、船頭が千石に
「ヒラメ大きいな。写真、撮ってもらえ〜!」 ・・・ と、のたまふ。
 今日は誰も大型魚を釣っていないので、少しでもHP用に釣った写真が欲しいのであろう (たぶん)
 「海風」で渡船代を払って、写真を撮ってもらった。
 本命ではなかったが、これだけ釣れていない日に外道のヒラメを釣れて、ラッキー!・・・と思ってしまった千石だったのだよ。
ヒラメ釣れてなかったら、”踏んだり 蹴ったり” だったよ! ^^:
 
7月3日(日)  秋田港 離れの離れ
 昨日(土曜日)はヒラメを釣ったから良かったものの、鯛の気配は全く無かった。
そこで今日は秋田港の「離れの離れ」で釣ってやろうか。
なんせ先週に「真鯛祭り」が開催された所だ (要するに、よ〜釣れたという事だ)。
 真鯛の季節だからねぇ〜。今のうちに釣らないとね。
 
前日船頭に電話をかけると、
(土曜日は)赤も黒も釣れたが、黒鯛の方が釣れている。第4次ノッコミだ!
・・・ 等と、訳の分からない事をのはまふ。
 ちなみに、午前3:30出航との事だ。
 午前2時前に起床。 午前3時に家を出発。
 ほぼ予定通りの時刻に船は来たが、沖の方から来たぞ ・・・ どうやら2番船のようだ。
 
 
 船に乗って、「離れの離れ」の”中間地点”で降りる。
いつもは”南端”で降りるのだが、この日は”中間地点”の方が良さそうだと判断したのだ。
 うっすら明るくなる中で準備をする。
内側は流れが速くて釣りづらい。
それでも内側で釣っている人のほうが多い。
 一方、外側は澄んでいて、流れもゆるやかだ。
人の少ない外側で釣り始める。
 当て潮で手前へとウキが流れて来て、それから防波堤に沿って右へと流れる。
そこで千石は最初から防波堤の際に沿って仕掛けを流してやった。
深さは12ヒロくらい。ウキ下は10.5ヒロくらいの真鯛狙いだ。
 するとエサトリがいる ・・・ ウキを1.5号→2号へ換えて即効で底へと落としてやる。
しかし時折根魚が釣れるくらいだ ・・・ 鯛のアタリが無い。
 
 離れた所で釣っているお隣さんが、真鯛を釣った。
お隣さんは沖を狙っていたが、ウキが手前に流れて来ないようなんだよね。
ちなみに内側はまだ釣れていないので、とりあえず外側で正解のようだ。
 しばらくすると、お隣さんの竿が再びしなった。
今度は大型の真鯛のようで、竿が満月状態だ。
しかしハリス切れで、バラしてしまう。
 それを見て内側で釣っていたカネゴンの船頭も、外側へと移動してきた。
やはり沖を狙っている。
 千石は相変わらず手前を狙っていた。
しばらくするとカネゴンの船頭も、30cmクラスの真鯛を釣り上げたではないか!
 やばい!近くで釣っていた人が鯛を上げているぞ ・・・ 焦っちゃうよ!
 ようやくウキがビュン!と沈んだと思ったら、リリースサイズのオコチャマ真鯛。
うわ〜、せめて手のひらサイズならカッコつくものを ・・・ ^^;
 それから海の水の色が、透明から緑色に変わった。
すると真鯛が、釣れなくなる。
 潮もとまって、やがて反対側に流れるようになる。
しかも水面には油の薄い膜が漂う様になる。
するともうダメダメである。
 内側の流れが緩やかになったので、外側から内側へと移動する。
心なしか水も朝より澄んでいるような気がする。
深さは11.5ヒロくらいか ・・・ ウキ下10ヒロで釣り始める。
 釣り始めると、付け餌が結構残る ・・・ 外側は残らなかったのにね。
 
 しかし鯛は釣れない。
それらしいアタリがあっても、釣り上げると海タナゴだったりする。
 これは千石だけダメダメかな・・・
とボウズの覚悟を決めた。

 
 正午頃になると、久しぶりにウキがビュン!と沈んだ。
中々凄いヒキであるが、小ぶりの真鯛か???
何かドクドク走る感触が真鯛で無いような気も ・・・
水面まで上げてみると尺アジである。
ブッコ抜いてサイズを測ってみると、ちょうど30cmだ。
 それから”尺アジ祭り”が始まった。
撒餌を投げて1分過ぎに撒餌が底に着く頃になると、ウキがビョンと沈むのである。
合わせるとグイグイと竿を絞り込む。
尺アジだ。
釣れた時のパターンを忠実に何度も再現すると、同じように釣れてくれる。
 帰りの船は午後2時だった。
午後1時頃には、だんだん釣れなくなったので、午後1:30には帰りの準備を始めた。

 半分くらいの人は、鯛を釣ったかな?
半分の人も釣れれば、かなり良い方なのである。
その中で釣れない組に、千石は属してしまった。
慣れない場所とは言え、残念である。
それでも尺アジを15匹ほど釣って楽しかった千石であった。
釣果

 

7月9日(土)  秋田港 離れの離れ

 デカイ真鯛を釣りたい!
・・・という事で、カネゴンに電話。
 午前3:30出航の2番船との事だ。
う〜ん、釣れているから客も多いようだ。
 午前2時前に起床。
午前3時に家を出発。
 
 ほぼ予定通りの時刻に、船は来た。
船頭の話では、一番船の客は皆「離れの離れ」の北端に降りたそうである。
前回の”鯛祭り”の爆釣ポイントである。
 それを聞いて、あえて南端をリクエストする。
混んでいる所で釣りたくないのである。
 南端に降りて釣り始めるが、先端は一緒に降りた「落とし込み」の人が陣取っている感じ。
先端近くの内側と外側で釣って様子を見てみるが、イマイチのような気がする。
ちょっと釣った先端内側は面白い気がしたのだが ・・・ 「落とし込み」の人に遠慮する。
 
 そこで、思い切って移動する事にする。
”南端”から、”中間地点”へと移動。

 
 ところが”中間地点”も、内側は流れが速すぎ!
・・・ そこで、外側で釣り始める。
 釣りながら辺りの様子を見てみるが、基本的に”中間地点”も釣れていない ^^;
アジも既に尺サイズなどは居ない ・・・ エサトリ小鯵さん、こんにちは〜 ・・・ の世界である。
 
 午前7時、エサトリ小鯵等と戯れつつ、ウキが沈んだ。
 当然、 外道君だな ・・・ と思って、竿を合わせた。
すると、結構な強い引き。
 デカイ鯵君だな ・・・ と思っていたら、なんかグイグイいくぞ!
 う〜ん、これは鯛君かもしれない
 元気良いなぁ〜・・・ 足の裏サイズの真鯛君かな?
 
 元気の良いヒキを楽しみながら、獲物を水面まで引き上げると、32cmくらいの黒鯛であった。
 あっ、黒鯛だ〜 !
 頭の中には真鯛しか存在しなかったので、何故か意外な結果だ。
そう言えば、黒鯛という魚も存在していたのだよ ^^:
・・・ 黒鯛のノッコミの時期には、黒鯛を釣る事しか考えていなかったのにね。
 それから、がんばるも 鯛は釣れない。
周りも鯛は、釣れていない。
 沖の先端で防波堤延長の工事(根石をクレーンで投入)が始まると、
逃げてきた(?)エサトリ真鯛が釣れ始めたが、デカイ真鯛は釣れなかった。
 そのエサトリ真鯛も、やがて釣れなくなる。
 
 左隣で竿が満月になって、タモが登場!・・・ と思ったら、イナダであった (それも2回)。
鯛釣りの人なのに、結構タナを浅くとっているのかな?

 
 釣り始めは霧雨が降っていた天気も、やがて晴天。
天気予報では曇りだったので、500mlのペットボトル1本しか買っていなかった千石は
熱中症寸前だ。
 乙氏からの電話でも、「今日は、真夏日だよ!」という話しだし。
天気予報の奴、また間違えたな!
 
 予定より1時間早めに釣りをやめて、船着場の日陰に退散〜!
 あ〜、暑くて死にそうだった。
 裸になって、バケツに汲んだ海水に足を浸す。
すると、いきなり天国になる。
熱中症寸前で
船着場の日陰に避難!
あ〜、気持ち良い!
千石の
Hawaiiは、こんな物だよ! ^^
 あ〜、千石のリゾートは此処にあるよ。
・・・ 全くをもって、安上がりなリゾートである
 
釣果
 下はメバル。 鯵はもう小さくてダメ ^^;
 
貧弱な釣果でも 夏を満喫出来て、満足であった千石であった。

 

 

7月10日(日)  男鹿半島 船川港 沖堤

 う〜ん、昨日もデカイ鯛を釣れなかったよ!
・・・という事で、船川へ行くことに決定。
さすがに秋田港の連荘れんちゃんは、きついのだ。
 「海風」の船のパターンも分かってきたことだし、確認の電話無しにブッツケ本番で行くことにする。
 午前6時過ぎに、「海風」に到着。
チヌパワーを買いつつも、船代を払う。
請負契約だが、前払いでもOKなのだ。

 
 船着場に移動して、船を待つ。
 やがて船が来た。
今日の船頭は弟・友和だ。
いつもの沖堤3番に降りる。

 
 今日はいつもより遅い船に乗ったので、釣人が沖堤に平均的に居る ・・・ それなりの数だ。
しかも皆、内側でしか釣っていない。
外側は悪いのかな?・・・と思い、外側を見てみるが ・・・ 結構良さそうだ。
内側は現時点で全く鯛が釣れていないようなので、外側で勝負することにする
 しかし釣り始めるとエサトリが居る。 ・・・小あじだ。
それもサイズ的に中途半端で、15cmくらいである。
 唐揚げには大きいし、塩振り焼きには小さいサイズである。
 最初はリリースしていたが、鯛が釣れる気配が無かったので、とりあえず晩御飯用に20匹ほど持ち帰りにする。
それ以降は、再びリリースである。
 結局、小鯵を100匹以上釣って終了〜!
付け餌が残ることは無く、鯛のアタリは1回も無かった。
内側で釣っている人も大型魚には無縁だった。
 午後1時の帰りの船を待っていると、船が2番付近で道草を食っている。
何をしているのかな?
 やがて船は訪れたが、弟・トモカズが興奮気味に
「今あそこで10分以上魚とやり取りしているよ」と、のたまふ。
道草していたのは、魚とのやりとりを見物していたからのようだ。
デカイ真鯛でも、かかったのかな?
 船は4番で客を一人拾って、再びその場所へ寄り道。
すると釣り上げられていたのは、ワラサ(小型のブリ)。
そう言えば千石も、青くて超デカイ魚が泳いでいるのを目撃していたんだよね。
あれってやっぱりワラサだったんだなぁ〜
単独で泳いでいたからなぁ〜
なんかキハダマグロを連想させる姿だったよ ^^
当然の如く「海風」のHPに載っていた72.5cmのワラサ(無断転載)。
ハリスは2号という話なので、真鯛仕掛けで釣ったのであろう (凄っ!)。
余談だが、次の日に87.5cmの沖堤新記録のブリが釣れた。
鯵は唐揚げにしたが、中途半端なサイズなので
骨が太めで口ざわり悪ろし (味は良いが・・・)
 あ〜、もう餌釣りでの鯛狙いは季節的にお終いだよ。
これからは、ヘチ釣り
(蟹餌)か夜釣りだな ・・・
エサトリ三昧だったが、それでも小鯵が針に掛かってくれて、退屈せずに済んだ千石であった。

 

7月16日(土)  秋田港 離れの離れ

 乙氏から電話があって、秋田港の「離れの離れ」に行くことに決定。
O氏も同行する。
 船は「カネゴン」の一番船で、午前3時出航だ。
・・・ という事は、午前1:30起きということだね ^^:
 午前2:50に船着場に到着。
するとちょうど渡し舟「北斗星」が客を乗せている。
前の船がダメになったので、おニュー(と言っても中古だが)の船だ。
 ほぼ予定通りの時刻に、カネゴンは来た。
船頭は明日乗せる仙台の客に、間違って電話している ・・・ この時刻にド顰蹙ひんしゅくだ ^^:
 船に乗り込んで、降りる場所は乙氏任せ。
すると誰も居ない「離れの離れ」の南端で降りる事になった。
秋田港

 
 先端の内側で、まだ暗い中準備をする。
準備が終わると、ようやく白々と明けてきた。
 千石は明るくなるの待ちきれずに、電気ウキで釣り始める。
暗い内に釣れる真鯛は、大きかったりするのである。
それに黒鯛が釣れるかもしれないしね。
 しかし電気ウキがイマイチ暗い。
嗚呼、これじゃあダメだ ・・・ よく見えない。
それでも薄暗い中で釣るが、残念ながら大型真鯛は釣れないまま明るくなってしまった。
 潮は右に流れている。
これは「離れの離れ」と「離れ」の間に、真鯛が入ってくる潮の流れである。
チャンス!なのである。
 手前に仕掛けを投げると、エサトリに付け餌が盗られる。
(『離れ』との中間)に投げると、付け餌は残る。
これは沖に仕掛けを投入するしかない ・・・ 以前もこの状況で、沖目で真鯛を釣っているしね。
沖に仕掛けを投げて、真鯛が来るのを待つ。
 しかし真鯛が来そうなのに ・・・ 釣れない。
そうこうしている内に、乙氏が38.5cmの黒鯛を釣る。
やはり沖に仕掛けを投げて、底狙いの9ヒロ(真鯛狙い)だそうだ。
千石は8〜8.5ヒロだから、狙い的にはほぼ同じである。
 先端外側で釣っていたO氏も、乙氏が釣ったのを見て、内側へと移動してきた。
3人で内側を攻める形となったのだ。
 乙氏とO氏は、手の平サイズの真鯛などを上げているが、千石には釣れない。
う〜ん、おかしい
 ・・・そう思いつつ、沖側を狙った。
 午前6時
餌を付けて仕掛けを投入して竿をすぐ横に置いてウキを眺めていたのだが、陽がちょうど同じ方向なのでウキがすぐに見えなくなる ・・・ 逆光なのだ。
ウキは何処だ〜 ? ・・・と捜していると、竿先が動いた。
 瞬間、真鯛だ!と思い、竿を手に取る。
沖目に投げた仕掛けは、真鯛が走って既に手前にある。
千石は竿を2〜3回あおって、フッキングをする。
 それにしても凄いヒキだ。
真鯛は手前の防波堤に沿って先端へと走った。
千石もそれに合わせて移動。
 真鯛は先端で、真下に潜って抵抗する。
ハリス2号という真鯛仕様だったので強気に耐えると、竿はまさに満月状態 ・・・ 限界までしなっている。
あまりの力の強さに竿尻を下腹に掛けて耐えるも、敵の方が一枚上手でレバーブレーキを少し緩ませてやる始末だ。
恐るべし大型真鯛の底力!
 必死に耐えていると、さすがに真鯛君も疲れたのか、少しずつ浮いてくるようになった。
 水面に真鯛の姿が見え 空気を吸わせて弱らせると、O氏がタモですくってくれた。
防波堤の上に上げて、スケールでサイズを測ると ・・・ 58cm。
腹がデップリしているので、持つと重量感がある。
58cmの真鯛 ・・・ 最高記録である
怪しい姿でポーズをとる千石。
帽子は、暑さ対策である ^^:
  続けて2枚目を狙うが、そうは問屋が卸さない。
餌は残るのだが ・・・
 サヨリ等を狙ってスズキらしき魚がいたので、ルアーを振ってみるが、2度ほどアタリがあったがフッキングしなかった。
 やがて右へ流れていた潮が止まり、左に流れるようになった。
此処は左に流れると、真鯛が釣れないのである。
案の定、エサトリで付け餌が針に残らなくなった。
午前7時過ぎに、”新日本海フェリー”が すれ違う
 
 そこで”落とし込み”へ、切り替えることにした。
かに餌を防波堤の際に落とし込んで、釣るのである。
蟹なら小魚
(エサトリ)は食べれないので、夏場の鯛釣りには良いのである。
 しかし、いきなりフグが釣れる。
フグの1枚歯は、蟹をも砕くのである。
 それ以降、フグのアタリはあるが、鯛のアタリは皆無である ^^:
防波堤の中間近くまで行くと疲れと喉の渇きで、元の所まで引き返す。
”落とし込み”は歩きぱなしなので、体力の消耗が激しいのである。
 防波堤の反対側から来た”落とし込み”の人に尋ねてみても
アタリ無し ・・・ との事。
”落とし込み”をする
 再び中間地点に向かって”落とし込み”を始めるが、途中で腰が痛くなって引き返す。
勿論アタリは無し。
先程の”落とし込み”の人に蟹をプレゼントして、再びフカセ釣り
(ウキの餌釣り)をする。
 時刻は12:30。
帰りの船は午後2時なので、ラストチャンスだ。
しかし潮は左流れなので、真鯛は釣れない。
一度良いアタリがあった ・・・ 
手の平サイズの真鯛だ!と思ったら、ウマズラハギであった ^^;
結局、それでタイムオーバー。
 乙氏・O氏も潮が変わってからは、鯛を釣っていない。
 スカリを上げると真鯛が死んでいる。
さすがにこのサイズの真鯛だと、スカリは狭かったようだ。
超大型魚にはストリンガーの方が、適しているようである。
 
結局鯛のアタリは、釣り上げた大物一度きり。
あれを逃がしていると目も当てられない結果であった ・・・ 釣り上げて本当に良かった。
 
7月24日(日)  秋田港 離れの離れ

 夜釣りか”落とし込み”の季節だが、日曜日は雲が出て比較的過ごしやすそうなので、昼の釣りをする事にした。
本当は夜釣りをしたいのだが・・・
 船は「カネゴン」の二番船で、午前4:30の出航だ。
 「離れの離れ」の中間で降りると、徹夜組がテントとタープを張って外側でルアーをしている。
沖の方で時折、魚がバシャめいている。
どうやらスズキのようだ。
徹夜組は、大き目のジグにヒラヒラを付けて、竿を大きくシャクっている。
 千石も外側で準備をする。
ちなみに千石は、朝のうちフカセ釣り
(ウキ釣り)で真鯛を狙う。
 仕掛けを投入すると、すぐにエサトリ真鯛(ジャリコ)が釣れる。
おおっ、鯛が良さそうだな
・・・ と思っていると、やがて本物のエサトリが出現する。
餌が針に残らない。

 
 徹夜組の加賀谷さんが来たので、情報を仕入れる。
昨晩は両端で発電機を使って電気釣りをしている人がいたので、全然釣れなかった ・・・との事。
電気釣りをされると、魚の体内時計が狂って、その後釣れなくなるんだよね。
 内側では潮が右に流れるようになったので、南端に移動する。
先週、大型真鯛を釣った所だ。
 南端で釣り始めるが、やはりエサトリが多くて餌が針に残らない。
時折ウキがビョンと沈むが、エサトリ真鯛君である。
 一度それなりの手応えがあったので、てのひらサイズの鯛かな?
・・・と思ったら、海タナゴ ^^:
 結構粘ったがダメなので、再び中間地点へ戻る事にした。
 
 蟹を使ったヘチ釣りへチェンジする予定だったのだが、他のヘチ釣りしている人は皆「アタリもない」と のたまはっている。
ヘチ釣りは歩かないといけないから疲れる。
・・・そこで、フカセ釣りの針に蟹を付けて、置き竿にする事にした。
ちなみに大物が来ても竿が持っていかれないように、リールのペールは立てている。
 そしてルアー竿を振る。
再び加賀谷さんの話では、小さいスズキ中心だが60cmオーバーも釣れたという話なのである。
 しかしスズキの釣れていた外側は、向かい風が強くなっていた ・・・ 投げても遠くへ飛ばない。
そこで内側中心にルアーを投げるが、アタリも来ない。

 
 結局、それで終了。
蟹は1匹しか使わなかったし、それも鯛に食われることが無かった。

 
 朝のうちにルアー中心にスズキを攻めれば良かったかな?
朝方のエサトリの少ない時間帯は、鯛の狙い目でもあるしなぁ 〜 ^^:
 
どっちにしろ、これからは夜釣りでスズキが狙い目かな ・・・ と思う千石であった。
 

 

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