1月22日(日)
〜その1から続く〜
そして車は、今回の目的の温泉「妙乃湯」へ。
「妙乃湯」は、「鶴の湯」入り口から更に車で奥へ12分程。
道路際に「妙乃湯」の建物が建っていました。
「妙乃湯」のホームページ
http://www.taenoyu.com/
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妙乃湯入り口 |
正面玄関から入り入浴料700円(タオル付は1,000円)を払って、突き当たり右奥のお風呂へ。
「鶴の湯」では宿泊施設と温泉ゾーンは別々でしたが、この「妙乃湯」では旅館の中のお風呂を一般入浴客にも当てています。
途中で電子ロック式のロッカー(無料)があるので、貴重品を預けます。
暗証番号式なのでキーと持たなくても良いので助かります。
「鶴の湯」はとても素朴でしたが、この「妙乃湯」は対照的にすごくお洒落です。
至る所に気配りと『客の為にお金を掛けてるな〜』というのが感じられます。
上記のロッカーもその一例です。
男湯の入り口から入り、脱衣所で服を脱ぎ温泉への扉をくぐります。
すると廊下を伝って色々な温泉に行けるようです。
ちなみにこの「妙乃湯」の源泉は、「金の湯」「銀の湯」の二つだそうです。
さすがに入浴客が居るので写真を撮れませんでした。
以下は「妙乃湯」のHPからの映像を抜粋させて頂きます。
まず最初に「岩風呂」(金の湯)がありました。
あまり広くないのに他の客が入っていましたので、奥へ向かいました。
すると次はシャワー室。
今朝自宅でシャワーを浴びたので、ここも飛ばして階段を上って「喫茶去」へ。
しかし「喫茶去」の湯船は3人程入っていて満員状態。
しょうがないので元の階段を下って、更に奥の混浴露天風呂へ。
すると行く途中で奥からおばちゃん同士の話し声が聞こえてきます。
そこで何か恥ずかしくなって、いきなりUターン。
女性のいっぱいの所へどういう顔をして入っていけというのでしょうか???
『混浴というのも、ちょっと考えものだな ・・・ 入っていけないよ ^^:
』
と照れながら引き返します。
『う〜ん、しかし もう行く所が無いよ ・・・ ^^;』
・・・その通り、もう入れるお風呂はありません。
しょうが無いのでシャワー室で時間潰し ^^:
備え付けのシャンプーで髪などを洗ったりしました。
ちなみにシャワー室と言っても壁などは木で、とても雰囲気が良いです。
シャワー室を出ると、脱衣所から出てすぐにあった「岩風呂」(金の湯)が空いていました。
とりあえず・・・この岩風呂へ入ります。
ここは若干狭いですが、一応露天風呂です。
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岩風呂 (これは女性用風呂の画像なので銀の湯ですが実際は金の湯=茶色でした) |
源泉の「金の湯」は、「金」と言うより「茶色」
・・・ 茶色の薄く上品な泥湯という感じです。
(ちなみに 弱酸性鉄泉だそうです)
「金の湯」は硫黄分が少ないので特別強い刺激や匂いはありません。
刺激臭が無くて、優しい感じです。
同じ乳頭温泉郷でも「鶴の湯」(硫黄臭で温泉気分プンプンの白濁した湯)とは全く異なっていました。
少しすると先程の露天風呂のオバちゃんの旦那さん方が入ってきました。
混浴露天風呂に入ろうとしたら奥さんたちの話し声が聞こえて来て、(私と同じように)Uターンしてここに避難してきたようです。
やはり照れ臭いのは旦那さん方も同じ様です。
おかげで岩風呂が混んできたので、先程満員だった「喫茶去」へ。
すると今度は誰もいません。
『ラッキー』と思って 一人のんびり湯船に。
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喫茶去 玉石が敷かれています |
「喫茶去」とは「どうぞ休んでお茶を飲んでいってください」 という意味だそうです。
実際お風呂でお茶は出ませんが、お風呂でゆっくり休んで頂きたいと思ってそんな名前を付けたそうです。
ここではリラクゼーションの音楽が流れているので、ようやく忙しい日々の事を忘れる事が出来ました。
『嗚呼、こんな ひとときもあったのね ・・・ ^^ 』
時がゆったりと贅沢に流れ始めました。
ちなみに 「喫茶去」の源泉は「銀の湯」です。
緩和性単純泉で透明です。
沸かし湯のようにあっさりしています。
次は混浴露天風呂へ。
先程とは違い女性の話し声が聞こえなかったので、奥へと進んでみます。
すると先程の女性の声は隣接する女湯からであった事が判明。
何も照れて引き返す必要は無かった様です。
ちょっと歩いてたどり着いた露天風呂は、川に面していて開放感がたっぷりです。
それに女性客がほとんど居ないので、こんどはゆっくりと入れそうです。
湯船は二つあり、片方が金の湯で、もう片方は銀の湯でした。
まずは川に面した「金の湯」から。
ここは一番北にあることから、別名「妙見の湯」とも呼ばれているみたいです。
(「妙見」とは、北極星と北斗七星が神格化した昔からの信仰です)
湯船も広く、多くの人が入っています。
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露天風呂の金の湯(妙見の湯) |
お湯に入りながら川のせせらぎを聞いていると、とても心地良くリラックスできます。
喫茶去のリラクゼーション音楽も良かったですが、こちらの方がしみじみと感じます。
『木々のざわめきのように、古代から我々の脳に馴染んでいる音だからだろうか?』
それは古代からの遺伝子レベルの記憶???・・・などと思いつつ、のんびり湯に浸かります。
そして同じ露天風呂の銀の湯へと移りました。
さすがにのぼせてきたので、雪を取って頭や首筋につけて冷やします。
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露天風呂の銀の湯(屋根の掛かっている湯船) |
ここの温泉でも水道の蛇口がありません。
あったのはシャワー室のみで、他はみな筧でした。
『水道の蛇口というのは、すごく無粋な物なんだね ・・・ 』
と改めて実感しました。
『その無粋さが当たり前の世界に暮らしている事が現実か ・・・・ ^^:
』
と思いつつ、そろそろ時間なので 元の世界に戻ることにしました。
脱衣所で着替えて、車へ・・・
「鶴の湯」が自然そのままで素晴らしかったのと対照に、ここ「妙乃湯」は粋で人間の感性がある素晴らしい所でした
^^