千石の独り言温泉の部屋蒸ノ湯温泉その1

 


みちのく秘湯シリーズ Part2 ・・・ 玉川〜八幡平  第3回 「蒸ノ湯ふけのゆ温泉」 その1


9月3日()

  さて、真夏の暑い日々が続きましたね ^^;
  千石の車はクーラーのガスが抜けて扇風機状態。
以前クーラーガスを補充しましたが、何処からかガスが抜けているようで ・・・ すぐにガス不足になる ^^;
本格的修理は面倒臭いし、かなり金額が掛かりそう ・・・ と言う事で、いまだに修理していません。
おかげで8月中は真昼のドライブなどは(車中が暑すぎて)出来ませんでした。

  9月に入ってようやく暑さもやや落ち着いたようなので、八幡平国立公園内にある「蒸ノ湯ふけのゆ温泉」へ行く事にしました。

場所的にはこの辺 (矢印) 周辺の地図です


  前日に夜釣りへ行った為か、さすが朝はつらかった。
  朝飯を作って→食べて→ ひと息ついて→準備をして・・・家を出たのが午前9:15頃。
時間計算をすると、夕飯の準備をする時間
(午後4時過ぎ)まで帰るには かなりきつそうである。
  『なるべく寄り道はしないぞ』・・・と決心をして車を走らせる。

  午前10:30頃に”みちのくの小京都”と言われる角館(現在仙北市)に入った。
ここで桧木内ひのきない川で鮎釣りをする人の画像を押さえる。
ちなみに映画「たそがれ清兵衛」でも、桧木内川で真田広之が吹越満と釣りをしていたなぁ〜。
桧木内川は鮎釣りでいっぱい。
残暑の中でも川を渡る風で気持ち良さそうです。
  角館で国道46号線から国道105号線に入った。
国道105号線の西木村にっしきむら潟野
(上記地図の左下参照)から田沢湖方面へ右折。
  田沢湖に着く直前にある「西木村物産館(むらっこ物産館)」(上記地図の『潟尻』あたり)でちょっと早い昼食を摂る事にする。
ここは5月28日の「玉川温泉」の帰りに、「鮎の塩焼き」と「蕎麦」を食った所である。
「玉川温泉その2」参照
  今日も前回とおんなじメニュー(鮎と蕎麦)を食べようとするが、昼食(屋内メニュー)は午後11時からとの事。
ちなみに今の時刻は午前10:50である ^^;
  後10分待つのも面倒であったので屋内メニューの蕎麦は諦めて、物産館の外で売っている「鮎の塩焼き」「味噌の焼おにぎり」「鮭のアラ汁」で済ませる事にする。
  「鮎の塩焼き」
(¥400・・・5月28日には¥500だったような気がしたが???)の鮎は養殖物であろうが、炭火の遠火で焼いているので旨い。
  ちなみに川魚は焼き方で旨さが全然違う ・・・ 遠火で長時間焼くのが基本である。
  正直言うともうちょっと長い時間焼かれて水分が抜けた方が良いのだが、あまり遅くに此処へ来ると売れ切れとなっている。
実は7月16日の「後生掛温泉」の帰りにも寄ったのだが、時間が遅くて売れ切れだった ^^;
まあ一番美味しいタイミングを計って来れるだけの距離にある訳でないから、それはしょうがない。
  「焼おにぎり」(1個¥120)は焼かれた甘い味噌が香ばしい一品である。
ちなみに中には甘じょっぱいキュウリの味噌漬けが入っている。
  「鮭のアラ汁」
(¥100)は茄子が入っていて旨い。
  個々の物は旨いが、取り合わせとしては「焼おにぎり」の味噌の甘さが若干強かったように思われる。
やはり甘味の無い蕎麦との取り合わせの方が良かった。
  とは言え、全部で¥620とは まことに安いものである。
西木村の「むらっこ物産館」 鮎の塩焼きと鮭のアラ汁の鍋
焼おにぎり ほっ^^ とする味です
 
  再び車に乗って田沢湖を1周する道路へ着いた。
するとその入り口で交通整理が行われている???
入り口の交通整理をしている人が
「ただ今競技中で田沢湖を周る路は一方通行です。左折しか出来ません。」とのたまうふ。
  まあ湖のちょうど反対側(地図の春山)に行ければそれでいいので、素直に左折する。
すると対向車線にトライアスロン(垂れ幕を見ると正確にはデュアルアスロン??トライアスロンの自転車・マラソンだけの競技のことか?)の競技者が必死に自転車をこいでいる。
  皆アスリートらしい体格をしている。
最近 身体がたるみまくっている千石には、羨ましい限りである。

 
田沢湖。奥に見えるは秋田駒ケ岳。 田沢湖の水は青い。まるで硫酸銅の溶液のようである。
 
  一方 千石は自宅を出る時に『なるべく寄り道をしないぞ』と心に決めたにも関わらず、
春山までの中間地点でついつい寄り道を繰り返す。
  「御座ノ石神社」に立ち寄ったり、「ハーブガーデン」でデザートのソフトクリームを食ったり・・・
既にこの時点で正午を過ぎていた ^^;
  『ま・まずい・・・。このままでは夕飯の準備の時間までに家へ着けないよ ・・・ 』
と思いつつも、既にどう考えても間に合わないのは確実である。
  腹をくくって遅刻を覚悟する事にした。

  田沢湖の反対側に着いて国道341号に入る。
国道341号線を玉川方面に少し走ると、「茶立ての清水」がある。
「玉川温泉その1」参照
  更にここでも寄り道。いつものように清水を4リットルの容器に汲む。
  余談だが、帰ってからこの「茶立ての清水」(軟水)と「長寿の泉」(秋田市新屋の造り酒屋『酔天楽』の水=硬水)を飲み比べてみた。
硬水はすっきり端麗系で舌に馴染まない感じ。一方、軟水は柔らかくて舌に馴染む感じ。
ビールで言うと「ラガー」と「エール」の違いに近いような気がする。
  時間が無いの少々焦って八幡平へと車を走らせる。

  アスピーテライン(『後生掛温泉その1』参照)を上り、目的の「蒸ノ湯」に着いたのは午後1時20分頃。
これから風呂に入って帰ると、間違いなく夕飯の支度に間に合わない時刻である。
  しかしここまで来てのんびり湯に浸からない手は無い。
駐車場から「蒸ノ湯」の建物に行こうとすると、観光客が建物とは反対側のだだっ広い源泉地帯へと降りていく。
  そこでちょっと源泉地帯への入り口を覗いてみると、とあるHPに載っていた風景が広がっている。
「入浴料はフロントでお支払いください」という立て札もある。

  そう言えば、この源泉地帯には「野外風呂」なる物があって、「蒸ノ湯」の建物で入浴料を払えば建物の温泉だけでなく 源泉地帯の「野外風呂」にも入れる・・・とHPに書いてあった。
「そうか、そう言う事なんだ」と納得して、まずは「蒸ノ湯」の建物へと向かう。
駐車場から「源泉地帯」を望む 蒸ノ湯温泉。この撮影位置の背中側に「源泉地帯」がある。(帰る間際の映像)
 
  建物に入ってフロントで入浴料¥500を払う。
せっかく履物を脱いで建物に入ったのだから、源泉地帯の「野外風呂」は後の楽しみにして 建物の「内風呂」「露天風呂」に入る事にする。
  廊下を通った突き当たりに「内風呂(男)」と「露天風呂(男)」がある。
とりあえず手前にある「露天風呂(男)」から入る。
  中に入ると狭い脱衣所には誰の衣服も無い。
『おおっ、これは俺一人の貸しきり状態?』と思い、露天風呂を覗くと ・・・ 案の定 誰も居ない。
『ラッキー』と思いデジカメで画像を確保しまくる。
  そして服を脱いでお風呂の中へ突入。
 お湯は白色で温度はぬるめ。
とてもやさしい感じの湯である。
  乳頭温泉の「鶴の湯」の湯と似た感じはあるが、あちらはメロウ
(円熟)だが、こちらはやさしく包み込んでくれる感じ。
まるで牛乳風呂にでも入っているようである。
  とあるHPで「酸性の湯で舐めると酸っぱい」と書かれていたので、実際に湯を舐めてみたが特別酸っぱい感じはしなかった。
  まあ「玉川温泉」
(日本一の強酸性)以来、私の温泉が酸っぱいという感覚は極端になっている為かもしれない ・・・ ^^:
  あと硫黄臭は左程感じなかったのだが、翌日身体が硫黄の匂いでプンプンだったので実際はかなり硫黄臭があったのであろう。 ・・・ 臭いに鼻が慣れて感じなかっただけのようである。
  それにしてもオープンな露天風呂である。
すぐ横は砂利道で、その奥には源泉地帯が見える。
  湯船から砂利道の方へ顔を出して右側を見ると、先程車を停めた駐車場が見える。
仮に駐車場に知り合いでも居たら、赤面ものである  ^^
後から誰も入浴客が来なかったので、脱衣所からデジカメを取り出して来て画像を確保しまくった ^^
廊下の突き当たり付近にお風呂がある 非常にオープンな露天風呂 セルフタイマーで撮った千石。
たるんだ身体は写す訳にはいかない ^^;

蒸ノ湯のホームページ    http://www.ink.or.jp/~fukenoyu/
 

「その2」へ続きます



inserted by FC2 system