9月3日(日)
さて 野外風呂の男湯に入ったり出たりを繰り返して、のんびりと時を過ごした。
名残惜しいが、そろそろ帰らなくてはならない。
それでも十分に満足して 服を着て野外風呂を出た。
そのまま坂を上って 駐車場へ帰るつもりであったが、
せっかくだから(遠くから丸見え状態の)「混浴の野外風呂」も覗いていこうと思った。
そこで坂を上らずに混浴風呂の方へと向かう。
すると途中に簾で出来たテントのような建物がある。
まるで玉川温泉の岩盤浴のテントを連想させる。
近寄ってみると中に誰もいないが、やはり岩盤浴の建物のようだ。
近くのテントに岩盤浴をしている人がいる(写真矢印)。
試しに地べたに手を当ててみると暖かい。
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岩盤浴の建物。矢印は岩盤浴をする人(当然寝ている)。 |
さて「混浴」の建物に着いたが、なんか造りがさっきより更にシンプルである。
・・・ 道路側にだけある囲いが、木の壁でなくて簾である。
なんか海の家を連想させられる。
だから脱衣所の中も なんか透けて見える。
そのせいか男性用の脱衣所の入り口には「男」の看板はあるが、女性用の入り口には何も無い。
これはもうオープン過ぎて女性が入れるような状態になっていない。
「混浴」とは名ばかりで、実質「男湯」である。
家族や恋人同士で来る人もいるのであろうから、せめて女性用の脱衣所は気を使って作って欲しかった。
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混浴風呂の入り口。 女性にとっては開放感ありすぎ ^^; |
脱衣所で服を脱ぐと、湯船にGO。
先客がひとりいる。
湯船は二つ。片方の湯船に筧から温泉が注がれており、その湯船からその隣の湯船にお湯が流れ込む仕組みになっている。
要するに 温泉が注がれている”熱い方”と、そうでない”温い方”に分かれているのだ。
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混浴風呂。手前が温泉が流れている熱い方。
左手前の筧付近には入浴客がいたので画像を確保できなかった。 |
千石には”熱い方”より”温い方”がよかったので、温い方へ入る。
湯質は他と同じだが、(坂から見えるくらいに ^^:)オープンなだけあって開放感がたまらない。
脱衣所側の囲いも簾だから尚更である。
それに此処では 「男湯」のように硫黄臭や様々な音が無いので、落ち着けるのである。
「男湯」が”ダイナミック”さの演出ならば、「混浴風呂」は”くつろぎ”の演出なのである。
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広い空間の中、緑に囲まれている感じがたまらない。
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身体が温まったので湯船から出て椅子に腰掛けた。
風が心地良く吹き抜ける。
『なるほど、囲いが簾だから風通しが良いんだ』
と感心した。
もしかして板の囲いでは風の抵抗で壊れやすいから簾なのかもしれない。
ここはさっきの源泉地帯と違って、風通しが良さそうな場所だからな〜
ちょっと覗いてみるだけのつもりが、気持ちが良いので 風呂に入っては出て・・・を繰り返してしまった。
おかげで風呂から上がって、車へ戻ったのは午後3時近かった。
もう いつもの時間での夕食の準備には間に合わない。
両親には悪いが、今日は遅い夕食で我慢してもらう事にする。
遅くなるついでに「八幡平アスピーテライン」の頂上までドライブする事にする。
では、最後に「八幡平アスピーテライン」の頂上付近の景色をお楽しみください。
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空へと上って行きそうな感じです |
道の脇の高山植物の白い花が綺麗でした |
天上を行くワインディングロードという感じ |
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頂上付近(大深沢展望台)からのパノラマ映像。デジカメのパノラマの機能は結構使えるねぇ〜 ^^ |
蒸ノ湯のホームページ http://www.ink.or.jp/~fukenoyu/
さて、八幡平の秋田県側の秘湯は此処で終わりです。
とりあえず県内の秘湯を攻めるが当初の目標でしたが、
せっかくなので八幡平の岩手県の秘湯も少し攻めたいと思います。
山々が色付き始める頃に「籐七温泉」等に行こうと思います。
それまで、しばしお休みです。
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