千石の独り言温泉の部屋籐七温泉

 


みちのく秘湯シリーズ Part2 ・・・ 玉川〜八幡平  第5回 「籐七とうしち温泉」


10月8日()

場所的にはこの辺 (矢印) 周辺の地図です
 
  さて今回は友達と一緒に八幡平の奥の「籐七温泉」
(岩手県)へと向かった。
家を出たのは午前8:30。
  あいにくの雨模様で肌寒い。
 
  今回は国道46号線の生保内から国道341号線へと入る(上図参照)
途中いつものように「茶立ての清水」で水を汲む。
これは既に恒例行事になっている。
 
  再び341号を目的地へと走るが、雨模様の割には車が多い。
連休の為であろうか ・・・
『天気が悪いので空いているのでは?』という考えは甘かったか?

 

  八幡平に近づくにつれて木々が色付いてきた。
「アスピーテ ライン」に入り八幡平へと上る。
  天気が良かったら景色も良かったであろうが、ガスがかかっていて視界が悪い。
視界が悪いアスピーテライン
  「蒸ノ湯」の入り口の駐車場で昼食をとる。
車中での”おにぎり”で腹ごしらえ ・・・ 旨い。
  やはり外で食う食事は最高である。

 

  食事の後、「蒸ノ湯」に入る。9.3 参照
駐車場に車を停めて建物に入って入湯料
(500円)を払う。
入り口の「金精様」
(参照)にお参りしてから、蒸ノ湯の「内湯」に入った。
 
  「内湯」に入り終わると一旦建物から外へ出て、源泉が湧き出ている地帯の「野外風呂」に入ろうとした。
しかし「野外風呂」のお湯の温度が低い ・・・
  一般的に露天風呂は低めの温度設定が多いが、前日から急に寒くなったのでお湯がぬるすぎて入ると風邪をひきそうである。
  結局、「野外風呂」に入らずに そのまま「蒸ノ湯」を後にする。

籐七温泉入り口
  今回のメインの「籐七温泉」へと向かった。
八幡平の山頂から樹海ラインへと右折。
5分ほど走ると下り坂の途中に「籐七温泉」があった。
  しかし駐車場の様子から混んでいそうである。
建物の入り口から入ると・・・案の定、中は人でお祭り騒ぎである。
  まずはお土産屋と食堂の空間があるのだが、人でごったがえしている。
そこのレジで日帰り入浴券(500円)を買った。
  温泉はそこの脇から靴を脱いで廊下を左奥へと行くのだが、脱ぎ捨てられている靴の数が尋常でない。
  廊下を渡って風呂へと向かって行っても、廊下にたむろす人の数が混雑を物語っている。
  奥の風呂場に行き着くと、なんと脱衣所の前の廊下で服を脱いでいるやけに太ったオバちゃんがいる。
  どうやら女湯の脱衣所が満杯なので人目に晒されるのを覚悟で廊下で脱衣しているようである。
  最初は『すごく太ったおじさんかな?何でそんな所で着替えてるの?』と勘違いしていた千石であったが、オバちゃんと聞いてダメージを受ける。
『おいおい、やめてくれよ〜』の世界である。
  はっきり言って見られた方のダメージより、見た方のダメージの方が大きい。
おぞましい限りである。
  友達が「とりあえず、この場所を去ろう」と言ったのに同意して、玄関方向へ退避する。
  とりあえず玄関の反対方向にある「混浴露天風呂」に行く予定であったが、そこは使用禁止になっていた。
そこで再び廊下の奥の無法地帯へと向かう事となる ^^:
すると今度は例のおばちゃんはいなかった。

  男湯の入り口から脱衣所に入るが、脱衣所も人で満杯である。
なんとか服を脱いで風呂へと入ろうとするが、内湯を除くと満杯である。
  そこで露天風呂へと向かう。
しかしこの日は風が強く寒かった。
混雑する露天風呂に何とか入ったが、案の定お湯の温度がぬるい ・・・ 身体があたたまらない。
  おかげで露天風呂に入ったはいいが、お湯から上がったら風をひいちゃうぞ状態。
他の客もその状態で上がるに上がれないようだ。
不思議とそんな状態を共有しているので、客同士の会話がある ・・・
『お湯から上がるのに勇気がいるよ』
『私なんてお陰で1時間くらい入っています ・・・ ^^:』
等々 ・・・
露天風呂(男湯)
  お湯が温いので勇気を振り絞って露天風呂から上がり建物の中へ。
  「内湯」に入れそうなスペースがあったので、内湯に入る。
内湯の温度はちょうど良かったので、ようやく温まる事が出来た。
  色は乳白色。若干硫黄臭を感じる程度かと思ったが、後にタオルの硫黄臭が抜けなかったところからして鼻が慣れてしまったせいの様だ。
  非常に濃い感じのするお湯である。
  しかし内湯も混んでいる事に変わりが無い。
あんまりのんびりする事無く風呂から上がる。

 

  帰り際に売店で「温泉たまご」を購入(1個70円)。
「後生掛温泉」で買った温泉たまご同様に殻が黒くて硬い。
温泉の成分でその様になるようだ。
食べてみると妙に温泉の成分が効いていて旨い。

 
『せめて天気が良かったらな〜』と思いつつ帰途に着いた。
 

籐七温泉   http://www.toshichi.com/



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