1月28日(日)
中に入ると湯気と硫黄の匂いが凄い。
「内湯」は2つ ・・・ ”熱い湯”と”温い湯”である。
それに「打たせ湯」が2つ。
蛇口の付いた洗い場が多数。
それらが見事に左右対称に設置されている。
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脱衣所に張っていた案内図 |
試しに温い方に入ってみると、千石にはちょうど良かった。
しかし「露天風呂」が気になるので、すぐに湯船から上がる。
「内湯」から外に出る扉を開けると、そこは「露天風呂」。
「露天風呂」も湯船が2つ ・・・ ”熱い湯”と ”温い湯”である。
これまた左右対称に設置されている。
『おっ、露天風呂には誰もいないぞ ・・・』
これはシャッターチャンスである。
脱衣所からこっそりデジカメを持ってきて、露天風呂の画像を確保する。
防水性のあるデジカメなので湿気等を気にしないでよいので助かる。
デジカメを再びコインロッカーに入れると、露天風呂へと入った。
ちなみに露天風呂は水深が1mもある。
だから深さ的には まるでプールにでも入っている感じだ。
縁に1段ステップがあるので、そこに腰掛けるとちょうど良く肩辺りまで湯に浸かれる。
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露天風呂。 さすがに内湯の画像は押さえられませんでした。 |
お湯は白濁しているが、何処と無く青い。
白っぽい水色と言えばよいのだろうか?南国の海を想像させる。
ただし硫黄臭が強い。
PH的にはほぼ中性のようだ。
お湯の感触は非常に「まろやか」である ・・・ とてもよい湯だ。
筧から源泉が流れ出ている ・・・ ちなみにここは水を加えていない純正温泉である。
源泉温度が59℃で2分間かけて断熱のパイプを通って来る内にちょうど良い温度になるらしい。
コップが置いてあるので、筧から温泉を汲んで飲んでみる。
いかにも温泉という味である ・・・ 美味いものではない。
しかし、よく効きそうな感じである。
実際に数分したら腸が刺激されて、しきりに動き出した感触があった。
芯まで温まったので、湯から上がって外気で火照った身体を冷やす。
空が青い ・・・ とても真冬とは思えない。
どことなく台湾の「川湯」を思い出す。
それでも雨を防ぐ庇の所に雪が残っていたので、それをタオルで包んで即席の氷嚢を作った。
再び湯船に入り、それを首筋や頭に当てると気持ちが良い。
『う〜ん、まさに頭寒足熱』などと思いながら、お湯を楽しんだ。
さて露天風呂は充分に楽しんだので、内湯へと戻った。
打たせ湯を浴びてみると、落ちてくる湯量と強さがちょうど良い。
しかし骨まで響く振動に耐え切れずに、数分で退散した。
洗い場で身体を洗う。
秘湯では置いてない場合が多い「ボディソープ」と「リンスinシャンプー」が置いてある
。
蛇口から出て来る水は、さすがに沸かし湯(水道水)。
『温泉では泡立たないからな〜』
シャワーは付いていないが、それはそれで正解のような気がする。
・・・ 辺りに水を飛び散らす事が無いので、かえってスマートに思えた。
さて内湯に再び入るが、すぐにのぼせて露天風呂の方へ退散。
外に出ると、さすがに外気がひんやりして気持ちが良い。
『おっ、空気が美味いな』 ・・・ 山の空気の美味さに気付く。
それどころか空気が限りなく透明に感じる ・・・ まるで塵一つ混入していない如くに。
今までこの事実に気付かなかったのは、やはり脳ミソが慌ただしい活動をしていたからだと思う。
ようやく温泉でストレスが解消されたのであろう ・・・ ゆったりとした環境を楽しめるようになった。
『嗚呼 ・・・ 時間がゆったりと流れていくよ ^^ 』
露天風呂を堪能して、脱衣所に向かった。
さて玄関まで来ると、無料の休憩室があった。
夫婦やアベックの待ち合わせに良さそうである。
自販機が多数置いてある。
『変わった飲み物が無いかな?』と自販機をチェックすると、ありふれた缶飲料ばかりだ。
それにしてもビールが美味そうである。
『あ〜、ビール飲みてぇ〜!』
と心の中で叫ぶが、車の運転があるので飲む訳にもいかない。
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無料休憩所 |
しょうがないので休憩室のマッサージ器で我慢する事にする。
ああ、気持ちが良い ・・・ 「文明の利器」は良いものだ。
手持ちの100円玉が切れたのでフロントへ両替に行く。
するとフロントの横の売店に『田沢湖ビール』(地ビール)が置いてあるではないか。
『田沢湖ビール飲みて〜ぇ!』と心の中で叫びつつ ・・・ アイスクリームで我慢した
^^;
さて、温泉を後にして 車へと向かう。
飲泉して胃腸が活発化した為か? ・・・ 11時前というのに腹が減ってしょうがない。
さて、少し早い飯にしようか ・・・ 旅の楽しみは、食べる事に尽きる。