1月28日(日)
「みちのくの小京都」と呼ばれる角館で昼食をとる予定だったが、腹が減って我慢が出来ない。
そこで この水沢温泉郷内にある『そば五郎』で 軽く腹を満たすことにした。
『そば五郎』は去年の乳頭温泉郷の折にも何度か足を運んだ店である(「黒湯温泉」参照)。
車を走らせること数分、『そば五郎』のある「秋田駒ケ岳温泉」の建物が見えてきた。
駐車場に車を停めると、時刻はちょうど11:00。
店の空く時間である。
建物に入って玄関の券売機で「田舎もり蕎麦」(600円)を買う。
そしてロビー奥にある『そば五郎』へと入る。
開店時だけあって他に客は誰も居ない。
おかげで蕎麦が出来上がってくるまで、店中の画像を押さえる事が出来た。
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田舎もりそば。十割蕎麦である。 |
蕎麦が出来てきた。
ここは手打ちの十割蕎麦(つなぎ無しの蕎麦粉100%)である。
歯ごたえが良いが、もうちょっと蕎麦の香りが欲しいところだ。
十割蕎麦としては、まあまあという所か ・・・。
去年 田沢湖駅前にも店をオープンさせたので、そちらの方はどうなのであろう?
大好きな蕎麦湯を頂いて、店を出た。
勿論これから角館の蕎麦屋へと向かう ・・・ 蕎麦のハシゴである。
12:40頃? 角館の手打ち蕎麦屋『菊蔵そば』に到着。
食事時だけあってほぼ満員だが、運良くテーブルが一つだけ空いていた。
店内は落ち着いた感じで印象が良い。
店員もテキパキしている上に 愛想が良い。
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菊蔵そば |
席に着いて、この店のスタンダード「板そば」(750円)を頼む。
ここの蕎麦は「二八蕎麦」がメイン。
※ ちなみに「二八蕎麦」とは、小麦粉:蕎麦粉 = 2:8
一日20食限定の「十割地そば」もあるが、それは次回に頼む事にする。
蕎麦が来た。
蕎麦の脇に 「エビの天ぷら」がひとつ乗っかっている。
いかにも「てんぷらが一つ余っちゃいましたので どうぞ」と言っている感じが微笑ましい
^^
蕎麦は悪くはない。
ただし若干歯ごたえがありすぎて硬い感じもする。
つゆはキレがあって美味い。
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板そば。二八蕎麦である。 |
食べた後に出て来る”そば湯”が絶品。
二八蕎麦がメインなのでそば湯も(つなぎの小麦粉で)白っぽいが、その分とろ〜りとしている。
それに濃い ・・・ 『わざと煮詰めたのかな?』と思うくらいに (本当に煮詰めているのかもしれない)。
蕎麦湯だけでお金をとってもいい位だ ・・・ 千石ならお金を出して毎日ここの蕎麦湯を飲みに通ってもよい。
店を出て 近くにある『安藤醸造元』本店へと歩く。
『安藤醸造元』は、江戸時代から味噌・醤油を作っている旧家である。
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明治24年に建てられた安藤家のレンガ造りの蔵 |
中に入ると旧家だけに歴史を感じる。
お客の為にセンスの良い商品の展示や寛ぎのスペースがあり、雰囲気が良い。
今回は漬物を購入する。
ここの漬物は美味いが、味が濃いのが”玉に瑕”である。
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商品展示。奥の黒いのは蔵の扉 |
さて秋田市へと戻る。
ところで今朝で珈琲豆が切れてしまっていた。
そこで秋田市を通り過ぎて、男鹿半島の付け根にある潟上市の自家焙煎の喫茶店『カフェ・ブレンナー』へ。
千石がいつも珈琲豆を購入しているお店で、素敵な御夫婦が経営している。
珈琲豆の質は恐ろしいほど高い。
ちなみに千石はいつも男鹿半島からの釣りの帰りに汚い(&臭い)格好で此処に寄るので、”釣りの人”で通っている。
必要が無いので名前は知らせていないが、「釣り」と「エチオピア・シダモW・イルガチェフG1」(千石がいつも買う珈琲豆)の二つの”キーワード”を提出すれば、『嗚呼、あの人か!』というビンゴな回答が返ってくる事は間違いない。
実際 携帯電話で「いつも釣りの帰りに寄る者ですが ・・・」と言うと、「いつもありがとうございます。イルガチェフG1ですね。用意しておきます」と応えられる。
・・・ ありがたいことだ m(._.)m
『カフェ・ブレンナー』に到着したのは、14:30頃か?
いつもの珈琲豆(エチオピア・シダモW・イルガチェフG1)を頼んで ついでに何か飲もうとメニューを見ていると、マスターが「マシュマロ珈琲」(冬季限定 600円)を勧めてくれた。
「マシュマロ珈琲」は、 ほろ苦い珈琲の上に ホイップクリームとマシュマロ(お菓子)が乗っかっている珈琲である。
いつもは甘い物を口にしない千石も、この時は(運転疲れからか?)『頼んでみよう』という気になった。
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マシュマロ珈琲 |
さてマシュマロ珈琲を飲んでみると、上の”ホイップクリーム”の甘さと 下の”珈琲”の苦さのコントラストが絶妙である。
『甘いバラエティ珈琲も結構いいなぁ〜』
上のホイップクリームが無くなって下のほろ苦い珈琲だけになったタイミングで
「フルーツケーキ」(180円)を追加。
フルーツケーキも ”まいう〜” で、ほろ苦い珈琲とよく合った。
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フルーツケーキ |
普段甘い物を食べない千石が これ程甘い物を食べたと言う事は、よっぽど疲れている証拠である。
前日も仕事であったし、(昨夜寝るのが遅かった上)朝早かったので寝不足であった。
温泉でのんびりしたと言えども、運転時間が長かったので疲れていないはずが無い。
まあ、本人は自覚していなかったのだが ・・・ ^^:
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マスターは釣りもするので
話題の共通点が多い |
店を後にして家へと向かった。
『嗚呼、飲んだし食ったし ・・・ 満足した一日だったよ ^^ 』
・・・あっ、そう言えば当初の目的はスキーだったけ? ^^:
余談だが、その晩は夕飯を食うと 死んだように眠りこけてしまった千石であった。