千石の独り言温泉の部屋杣の湯


 そまの湯
 


6月29日()

  さて森吉登山をしたついでに(参照)、この辺の温泉に入っていこうか・・・
今回は「杣の湯」・・・「日本秘湯を守る会」に入っている筋金入りの温泉だ。

森吉山は この辺
上の温泉マークのあたりにある。 左から小又川に沿って道がある。

    登山をした「森吉スキー場」(現在閉鎖中)から坂を下り 小又川に沿って車を走らせると、「森吉山荘」がある。
「森吉山荘」のすぐ手前に、「杣の湯」の案内の看板がある。
それに従って車を走らせると、すぐである。

道路案内の看板 杣の湯」


  建物へと渡る橋の手前に夫婦杉めおとすぎほこらがある。
見事である ・・・ 風呂上りに拝む事にしよう。
 また、江戸時代の紀行家・菅江真澄すがえますみが来た事を示す歌碑と湧き水がある。
菅江真澄はこんな所にまで来ているのか!と驚かされる。

夫婦杉 菅江真澄の歌碑 と
湧水「杣神水」



  入浴料(たしか400円)を払って、まずは内湯へ。
建物の奥の方にあり 別棟になっている ・・・ 特別情緒は感じない。

 しょぼい脱衣所で服を脱いで浴室へ入る。
タイルで囲まれた平凡な空間である。
ただし温泉は掛け流しである。

「内湯」の棟 「内湯」

  湯に入ってみる。
まさに無色透明である。
かすかにゆで卵のような硫黄の香りがしたが、すぐに感じなくなる。
すごくあっさりとした軽い感じの湯である ・・・ かといって水道水とは全然違う。
温泉に間違いない ・・・ 大地のパワーを感じる。
ちょっと舐めてみたが、特別に変な味はしない。

  洗い場で登山の汗を流すと、再び湯船に。
しかし、すぐにのぼせたので、露天風呂へ向かうことにした。

 露天風呂は渓流の傍に、独立してある。
脱衣所を兼ねた入り口があり、湯の回りはすだれで囲っている。

 まあ 当然男湯と女湯が分かれているので、男湯の入り口へと入る。
すると下足スペースが無いので、靴は簾下の建物の外に置くような形になった。
狭い脱衣空間で服を脱ぎ終わると、露天風呂へ。

  

露天風呂入り口。
女湯入り口は左奥。
駐車場から見た露天風呂。手前は渓流。

 

  あっ、中は広いな〜。
男湯がこんなに広くて、女湯は何処にあるんだろう?

誰も居ないので、千石の貸切状態である ^^

 早速、湯船に入ってみる。
あっさりしている湯は 肌にサラサラして、まるでお湯の中に入っていないみたいである。
・・・ 素晴らしい。
広い空間を独り占めするのは、たまらない

露天風呂 ・・・ 簾の外の他、画面右端にも渓流が流れている。


  湯船に入って、はじめて気付いた ・・・ あれ、脱衣所の出入り口が二つあるぞ?

 そうである、混浴なのである ・・・ 知らんかった。
入り口は男女別々だが、中は一緒というパターンである。
千石の貸切状態であったから良かったが、他に女性がいたら面食らっていたところである。

 温泉の効能ですぐに身体の芯まで暖まるので、洗い場で身体を冷やす。
簾は風通しが良いし、すぐわきを流れる渓流の音が心地良い。
それに山の斜面の下にあるので、森林浴をしているようなものだ。

山の斜面の下にある。
木の建物は、脱衣所。
湯船の葉っぱをすくうネット。
台北の川湯温泉を思い出す。


   夜中に小さな灯りの下ならどれだけ情緒が溢れているんだか ・・・
オリジナルラベルの冷酒
(地酒)も売っていたしなぁ〜。
想像しただけで、生唾ゴックンである。
 出来る物なら、一泊で来たいものである

 十分堪能して、お湯から上がった。

 夫婦杉の祠を拝んで、「杣神水」で水分補給。

おかげで登山の疲れもぶっ飛び、快適に帰り道を運転する千石であった。
 

PS.「森吉山荘」に客を食われているのか?・・・恐ろしく穴場的な温泉である。
  あっさりした泉質は最高だが、露天風呂が混浴なので他の客がいたらちょっとねぇ〜 ・・・ ^^:
  しかし、独り占め出来た日には 超満足で帰れる事間違い無しである。

  END
 


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