8月18日(月)
さて羽後町の「西馬音内盆踊り」を観に行くついでに、栗駒方面の温泉に行ってしまえ・・・
岩手・宮城内陸地震があったが、幸い栗駒山の秋田側はそれ程でもなかった模様。
しかし、県境付近ではいまだに通行止め状態である。
秋田側の国道234号と298号は、所々片側交互通行のようだが通行可能である。
正直言ってこの時期を狙って、普段は混んでいる「栗駒山荘」に行こうと思って栗駒山荘をHPで調べていると、大湯温泉「安部旅館」がひっかかった。
そう言えば、「安部旅館」は栗駒登山をする際に通った時あるんだけど気になっていたんだよね〜。
しかもHPによれば阿部旅館は”秘湯を守る会”に入っているんだよね。
こりゃ、やっぱり秘湯でしょう!
・・・ と言う事で、安部旅館に決定。
ちなみに大湯温泉と言えば秋田県では鹿角市の大湯温泉が有名だが、今回は旧皆瀬村の大湯温泉なので お間違えの無いように ・・・
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安部旅館は この辺 |
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小安峡温泉から栗駒山へ行く途中にある「安部旅館」。 |
阿部旅館に着いたのは16:00。
何故こんなに遅い時間に着いたかというと、「西馬音内盆踊り」(県南の羽後町の盆踊り)が夜に行われるからである。
それに合わせての到着である。
フロントで400円(安い!)払うと、一度建物を出て建物の左を行って下さいとの事。
言われた通り行ってみると、途中に貴重品を入れるロッカーがある(無料)。
中々、気が利いている ^^
ロッカーを見ると、誰も使っていない ・・・ と言う事は、誰も温泉に入っていないと言う事だね。
これは画像を確保できるぞ。
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貴重品入れ と 休憩スペース |
温泉へと下りて行く |
さて脱衣所に来た。
案の定、脱衣スペースには誰の服も置かれていない。
今のうちに画像を確保である。
画像を確保して脱衣所にカメラを置きに行ったら、他の客と出くわした。
カメラを持っているので不思議と塩梅が悪い。
まあ、女風呂にも誰もいないはずなので、盗撮とは思われていないはずだが
・・・
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脱衣所から出ると
まず「内湯」である |
内湯から外に出ると、露天風呂である。
十和田石と多古石で出来ているらしい
・・・ 何それ? |
さらに奥には「かじかの湯」が。
なんと!奥に見える川も温泉だ。 |
脱衣所から出ると、まず「内湯」がある。
夏場はやっぱり露天風呂でしょう ・・・ と言う事で、「内湯」をスルーして
奥にある扉から露天風呂へ。
まずは石で出来ている露天風呂がある。
非常に立派である。
その奥に「かじかの湯」というのがある。
そちらの方が面白そうなので、「かじかの湯」から先に入る。
「かじかの湯」の奥の方は、深さが1.3mある。
ちなみに”水沢温泉郷”の「水沢温泉露天風呂」という所は深さ1mであったが、それを超える深さである。
温泉の中には立って入る「立ち湯」というものがあるらしいが、かなりそれに近いものがあった。
ちなみに湯質は単純硫黄泉らしいが、硫黄臭はほとんど感じられない。
匂いは”なんか温泉らしい感じはするな〜”という感じにとどまる。
舐めてみても、特別な味はしない。
ただし熱量を感じる ・・・ 要するに身体がよく温まるのである。
白湯に比べるとパワーを秘めている ・・・ という感じかな?
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「かじかの湯」の奥の深場 |
「立ち湯」もどきに入っていると、先ほどの脱衣所の客が入ってきた。
話してみると、福島の白河からの此処の泊り客であった。
40代後半くらいであろうか?
西馬音内盆踊りを観るために来ていて、この辺は既に3回くらい来ている様だ。
HPできちんと調べて来ているので、はっきり言って詳しい。
だから「かじかの湯」の傍らを流れる川を見て、
「この川って、確か温泉ですよね」と言う。
「そう言えばHPに載っていましたよね」と千石が言う。
そうなのである ・・・ この川自体も温泉なのである。
正確に言うと、川のすぐ横で源泉(98℃)が噴出しているので、それが川に流れ込んで”いい湯だな”状態になっているのである。
その泊り客が「かじかの湯」から階段を降りて、川の温泉(天然川風呂)に入りに行った。
千石はのぼせたので、湯から上がって小休止である。
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「かじかの湯」のすぐ脇にある源泉噴出口。
「高温九八度やけどしても・・・」 と書かれている。 |
「天然川風呂」から見た源泉噴出口。
・・・ 川の右側が、そうである。
溢れ出て、川の水とまじわっている。
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小休止しているとアブが寄ってきた。
そう言えば『アブに注意。特に夕方は数が増えます』みたいな注意書きがあったけ ・・・
折りしも今はちょうど夕方だ。
さっきまでは、それ程でもなかったのだが ・・・
「天然川風呂」から上がってきた泊まり客と再び話し始めたが、お互いアブに刺されてそれどころではない感じだ。
はっきり言って、痛い!
泊まり客は、そそくさと退散していった(また入れるもんね・・・羨ましい)。
千石はアブに刺されながらも、「天然川風呂」へと突入。
川といっても渓流みたいなものだから、深さはそうでもない。
しかし、何と言っても天然の”川”なのである。
流れる温水プールとは違うのである。
新鮮な感動がある。
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「天然川風呂」
瀬っていうの? 段差になっている所は、天然ジャグジー ^^ |
「天然川風呂」 は面白れ〜 !
「大湯滝」では海パン着用だったけど、
ここはフルチンだよ ^^ |
温泉に入っては、冷ましてアブに刺され ・・・ を繰り返した。
さて、充分に堪能した。
アブには、本当に しこたま(イッパイ)刺された ^^;
もう充分である。
やっぱり、こういう所には泊まりで来たいね〜
・・・ 等と思いつつ、阿部旅館を後にする。
夜に満点の星空の下、入る温泉はどうなのかな〜
思いを馳せつつ、車を運転した。
END