10月28日(月)
さて久しぶりの秋晴れだ。
鳥海高原の方に行ってみようか。
かねてから乗ってみたかった「由利高原鉄道」にも乗りたいし ・・・
ネットで調べると、由利高原鉄道と鳥海荘がタックを組んだ
「鳥海荘日帰りパック」なる物がある。
これは由利高原鉄道の本荘〜矢島駅間の往復切符に
鳥海荘の送迎・昼食・入浴・休憩が付いて、
なんと2,000円という破格の値段である!
(ただし曜日・時間限定あり。詳しくはHPで)
由利高原鉄道のHP
鳥海荘のHP。
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鳥海荘は秋田県の南にある |
「由利高原鉄道」は本荘駅と矢島駅を結ぶ鉄道である。
本荘駅10:47発の列車に合わせて、車で家を出発する。
JR本荘駅には、10:30前に到着した。
JR本荘駅の中から由利高原鉄道が出ているので、あたかもJRの支線という感じである。
駅の無料駐車場を利用できるはずなので「みどりの窓口」で駐車場の利用を申告する。
しかし由利高原鉄道はJR本荘駅のホームから出発しているにも関わらず、JRと提携が全くなされていないようで、
「由利高原鉄道のお客様には駐車場をお貸ししておりません」と言われる。
しまった確かに経営的には別なんだよな ・・・ うっかりしたよ ^^;
結局、駅前の有料駐車場に駐車する。
駅構内の「由利高原鉄道」の受付で「鳥海荘日帰りパック」を購入し、10:47発の”まごころ列車”に乗る。
ちなみにこの列車には、”おばこ姿”のアテンダントさんが乗車する (他は矢島発9:49のみ)
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由利高原鉄道 本荘〜矢島 YouTube 3分41秒 |
矢島駅に降りると、「鳥海荘」の送迎ワゴン車が待ち構えていた。
これは予想していたのだが、この列車でこの車を利用する客は千石しかいなかった。
本荘駅で「鳥海荘に連絡しておきますので・・・」と言われたが、
いかにも先客がいないような口ぶりだったのである。
矢島駅からワゴン車で30分くらいも走っただろうか?
鳥海山の眺望の良い斜面に「鳥海荘」はあった。
まあ、ありがちな中規模な温泉ホテル(旅館)という感じだ。
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HPより 無断拝借。 |
フロントで由利高原鉄道のパックチケットを見せると、昼食のメニューを尋ねられる。
丼とミニ麺のセットだけだが、丼は海鮮丼or焼肉丼、ミニ麺はラーメンorそばorうどんである。
海鮮丼とミニそばを頼むと食事チケットをくれた。
食堂へ行くと広い窓から鳥海山を見渡せる。
頂上に雲がかかっているが、時々顔を覗かせる。
なかなかのロケーションだ。
昼食が来た。
見た目豪華である。
飯食って、風呂入って、休憩室使って・・・1000円かよ!
(得得まるっと1日セット ・・・ 鉄道料金は含まれない)
安い・・・安すぎる!
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鉄火丼と温そば |
ちなみに鉄火丼のマグロは、トロ〜として脂がのっていて美味い。しかし御飯は朝に炊いたやつみたいで残念。
蕎麦ははっきり言って、よくは無い。
でも文句など言えませんね! 値段を考えると十分すぎるよ!
食堂を出て風呂場への廊下を通る。
すると壁に鳥海山の風景や植物の写真が飾ってある。
よくあるパターンだが、写真を撮った人物がいかにも地元の鳥海山愛好家という感じだ。
だから見ていると鳥海山を登った時の記憶が蘇る。
じっくり見てしまった。
さて風呂場に来た。
風呂に入ってみると、そこは普通にあるタイルで出来たカラン(洗い場)に湯船。
ありがちな構造で面白みは無い ・・・ 特筆に価するものが無いので割愛。
詳しくは以下HPを見てもらおう。
鳥海荘の風呂
露天風呂に行ってみる。
鳥海山が見える。
塀の外に見えるのだが、露天風呂に浸かって座ってると鳥海山のてっぺんくらいしか見えない
・・・ ちなみに今日は曇っているから中腹から上は全然見えないが ・・・ ^^;
かと言って立って見ると、塀の上に平屋建ての屋根が見えてしまうので、全然雰囲気がわかない。
露天風呂が崖沿いにあったのなら良いのだが、平らな土地の奥にあるのだから
・・・
要するに、絵的にイマイチなのだ ・・・
ロケーション的には素晴らしい所だけに、土地と建物の設計が残念である。
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ちょっと残念な露天風呂(千石が撮った)
塀の上に屋根が見えているのは邪魔過ぎ。 |
客が1人しか居なのを見計らって
こっそり画像を撮った千石 |
それでも露天風呂に入りながら(立ちながら?)山が見れるのは落ち着く ・・・
癒されるのだ。
何で山を見ているとこんなに落ち着くのだろう?
よ〜分からんが、海を見ているのと似ている。
太古から遺伝子に刻まれた記憶なのだろうか?
しばらく露天風呂から、ぼ〜と山を見ていた。
ちなみに泉質は、透明で無臭・無味。
ただし湯質がツルツル(ヌルヌル?)している。
お湯で肌をこすると気持ちよい ・・・ 肌に良いかも ^^
さて帰る時間だ。
鳥海荘の送迎の車で矢島駅まで行く。
なんてありがたいんだ!
近くに「法体の滝」(映画『釣りキチ三平』のロケ地)もあることだし、また来る事にしよう。
矢島駅から14:50発の「おばこ号」に乗る。
余談だが、由利高原鉄道のおばこ姿の美少女キャラの名前は、やしま こころ ちゃんだそうだ。
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由利高原鉄道 矢島〜本荘 YouTube 2分53秒 |
本荘駅まで帰ってきて、有料駐車場(1時間150円)に来て精算すると、900円との事。
まあこれはこれで高くない料金なのだが、高原鉄道と鳥海荘に比べると何もしていないのに高く感じる。
由利高原鉄道と鳥海荘は、がんばっているので、是非ともまた行って見たいと思った。
END