千石の独り言温泉の部屋泥湯温泉


みちのく秘湯シリーズ その4・・・ 栗駒山周辺   第1回 泥湯どろゆ温泉 「奥山旅館」 その1
 


5月20日()

 

  さて黒鯛のノッコミ(産卵前の荒食い)も盛りだが、天気予報は雨。
しょうがないので温泉にでも行くしかない。

  水沢温泉は良い湯質であったが、人の手(開発)が入ってイマイチ面白みに欠ける所があった。
やっぱり秘湯でしょう !・・・ という事で、今回は久しぶりに野趣あふれる温泉へ行く事にした。

  それにしても今回は栗駒山周辺。
千石の住んでいる秋田市からは日帰りにはかなり遠い距離にある。


  午前7時半、自宅を車で出発。
相変わらず途中で微妙に寄り道したので、栗駒付近に着いたのは午前10:45。

造り酒屋  「刈穂」 醸造元 六郷湧水郡の「ニテコ清水 造り酒屋  「春霞」 醸造元


  今回の目的の湯は「泥湯どろゆ温泉」であるが、とりあえず近くにある「小安おやす温泉」の”大噴おおぶき湯”を見学。
ここは「大噴」と名付けられているように、源泉が噴出している所らしい。
そう言えば、玉川温泉の源泉地帯も「大噴」と名付けられていたっけ。

  駐車場に車をとめると、すぐ向かいにある「大噴湯入り口」から階段を下る。
「大噴湯」は渓流沿いにあるのだ。

  山奥にある渓流は大地を侵食して深い谷を形成するので、水面付近へ行くには斜面を下らないといけない。
微妙に小雨が降る天気なので階段は良いが、スロープになっている所は斜度がきつい(20度代)ので滑る。
スニーカーでは何とか降りられるが、女性の高いヒールはかなりきついであろう。
ここに来る時はしっかりした履物をお勧めする。

大噴湯入り口 かなり斜度がきつい 大噴湯

  さて渓流まで降りてきた。
渓流沿いにチョット歩くと、モウモウと噴出する蒸気が見えてきた ・・・ 「大噴湯」である。
近づくと、崖の壁面の低い所から蒸気が噴出している。

  これはこれで熱い大地の息吹を感じ取れるのだが、千石は過去に「玉川温泉」の大噴をみているので ついついそれと比べてしまう。

  『う〜ん、これはこれで良い感じだが、玉川には負けてしまうよ・・・』
 

  帰りに来た時とは別のルートの斜面を登るが、300段の階段には参ってしまった。
千石はかなり体力も落ちてきているようだね ・・・

崖の岩の隙間から蒸気が噴出している 大噴湯 長い階段には まいってしまう

  さて、車に乗って「泥湯」へと移動。
距離的には「小安おやす温泉」から、すぐ近くである。

  「泥湯」の手前で、道路が蒸気に包まれている地帯がある。
『硫化水素ガス噴出』 『熱湯噴出 やけど注意』等という看板が ・・・
ここは冬期間に火山性ガスによる死者が出たことがあるのだ。

  広い公営駐車場に車を停めて、「泥湯」温泉で一番有名な「奥山旅館」へと向かう。

  売店で入浴料(500円)を払う。
奥山旅館の風呂は基本的に2箇所 ・・・ 「天狗の湯」と「露天風呂」である。
それぞれ別棟で、道路を挟んで建っている。

  まずは「天狗の湯」へと向かう。
男湯へ入ると、脱衣所が異様に狭い。

  服を脱いで浴室を覗くと、内湯には誰もいない。
これはラッキーである。
すかさず画像を確保する。

道路が火山性の蒸気に包まれている。
「立ち止まるな!」の看板が・・・
奥山旅館の売店 「天狗の湯」

 
  内湯の奥には、露天風呂がある。
内湯の奥の扉を開いて露天風呂へ。

  すると入浴客が一人いるものの、「写真をとってもいいですか?」と尋ねると湯船から上がって画像を撮らせてくれた。
ありがとう・・・

  映像を撮り終わって、デジカメを脱衣所に戻して「内湯」に入る。
『おお、ええ塩梅やの〜 』

天狗の湯  内湯 天狗の湯  露天風呂

   
その2に続きます
 


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